前回の記事でショパンコンクールの入賞者の国籍を調べたが、今回はショパンコンクールに並ぶ「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のピアノ部門の入賞者を国籍別でランキング化。ちなみに、ショパンコンクール・エリザベートコンクール・チャイコフスキーコンクールで「三大コンクール」なんて言ったりする場合がある。ベルギー・ブリュッセルで開催されている。前回同様、wikiの情報に依拠している。なお、前身のミケランジェリを輩出した「イザイコンクール」も含めている。集計にミスがあればコメントをいただきたい。
【エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞者ランキング(国籍別)】(1938~2016)
01位 アメリカ:36人
02位 ソ連:23人
03位 フランス・ベルギー:13人
05位 日本:11人
06位 イタリア・ロシア:8人
08位 ドイツ・ハンガリー・ブルガリア:7人
11位 オーストリア・韓国:6人
13位 中国・チェコ・イスラエル:4人
16位 カナダ・ポーランド・イギリス:3人
19位 オランダ・ブラジル・レバノン・スイス:2人
23位 クロアチア・アルゼンチン・台湾・ベネズエラ・トルコ・スペイン・ウルグアイ・フィンランド:1人
ショパンコンクールではアメリカは4位だが、エリザベートでは入賞者数で堂々の1位だ。ソ連とロシアを合計しても31人なので、アメリカがダントツの1位だ。やはり開催国のベルギーも多い。パリからブリュッセルは鉄道で1.5時間で近いので(おまけにベルギーはフランス語が通じる)、フランスからの出場者が多いのか、フランスの入賞者も多い。これに次ぐのがヨーロッパから遠く離れた極東にある日本というから驚かされる。
ショパンコンクールではポーランドがソ連と争っていたが、エリザベートだとポーランド人入賞者は3人にとどまっているところをみると、やはり自国贔屓なところがあるんじゃないかと思う。エリザベートではイタリア・ドイツの入賞者が多いが、やはりイギリス・スペインはふるわない。ブルガリア・ハンガリーが意外に多いのだが、何か理由があるのだろうか。レバノン・イスラエル・トルコなど中東の入賞者もそこそこ入賞しており、中東・東欧に配慮したような国籍バランスに見える(若干の配慮があるという噂もなくはない)。コンクールにはやはりそれぞれ傾向がある物である。
余裕があれば、チャイコフスキーコンクール、リーズ、ジュネーブ、ロンティボーも近く集計したい。
