ブロゴスに興味深い記事があった。

次世代の党・杉田衆議院議員の衆議院本会議質問についてである。

彼女は、次のように発言したらしい。

・「本来日本は、女性が大切にされ、世界で一番女性が輝いていた国だった」
・「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想」
・「女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名の基、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。(中略)・・その結果、ドメスティックバイオレンスが蔓延し、離婚が増加。少子化や子どもの貧困の原因となっています」


元衆議院議員(民主党)の井戸まさえ氏は、「ご自身のその大ざっぱすぎるものの捉え方こそが、一般では『妄想』と言うことに気づいていないのだろうか」、「所属の政党内で女性議員として『大切にされて』いることのアウトプットがこのお粗末な質問だとするならば、自らの能力開発、成長の機会を奪われているということに気がつかなければならない」と指摘している。

http://blogos.com/article/98202/


全く井戸まさえ氏の言う通り。つっ込みどころ満載である。知性の欠如に失笑を禁じ得ない。本来日本はというが、本来の日本とは何時代のどの地域のことを指すのだろう。江戸時代の蝦夷地はこの場合の日本に含まれるのだろうか。いやもっと遡って、縄文時代ぐらいの話だろうか。それに、男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想というが、つまり、杉田氏は男女不平等に制度的にせよというのだろうか。家庭内においては男の戸主の命に服従し、被選挙権もなく国家や社会に隷属するしかない従属的地位に女性を戻せというのか。男性の私からしたら別にかまわないが、こんなことしたら世界の笑いものだ。男女平等で女性の権利が向上し、DVが増えたり、離婚が増加したのは事実だろうが、それ以前は単に女性は声を上げることすら出来ずに耐え忍んでいただけで、単に女性が声をあげられるようになっただけだ(つまりもともとあったDVなどがが顕在化しただけ)。統計上の増加だけをみて男女共同参画が誤りと断ずるのは誤りである。杉田さんは次世代の党らしいが、どんな次世代をつくる気だろうか。恐怖しか感じない。