ノルウェー議会は14日、徴兵対象を女性にも拡大する法案の審議を行い、大半の政党がこれに合意した。これを受け、同国は欧州で唯一、平時に女性を徴兵する国になる見通しになった。
http://www.afpbb.com/article/politics/2950463/10910004?ctm_campaign=txt_topics
日本の馬鹿右翼が喜びそうなニュースだ。女性も徴兵している国は他にはイスラエルなどがある。日本でも右翼の人たちには徴兵賛成という人もいるが、徴兵によって若者の労働供給が減ることで労働者の賃金が上昇し企業の経営を圧迫するだけだろう。徴兵を実施している国はあるが、全員徴兵など財政的・経済的に到底無理なため、実際に徴兵されるのは全体の数%~十数%程度の国が多い。先進国だとドイツが徴兵を実施していたが、2011年に停止された。実施中も、良心的兵役拒否があったため、ほとんど志願制のような制度だった。ノルウェーでも、「徴兵対象となる国民は約6万人いるが、実際 に徴兵されるのは年間8000~1万人にとどまっている。徴集兵は心理検査と身体検査の結果、および兵役に就く意欲を評価して選ばれる。」と記事にもあるように実際に徴兵されるのは一部だ(そもそも徴兵対象とならない人も少なくない)。徴兵はいちいち若者が徴兵に適するかどうかを検査したりするので非常にコストがかかる。志願する者だけを検査する、志願制の方が効率的だ。そもそもアメリカが中東を無人戦闘機で爆撃する時代に、徴兵して素人兵士を増やしてもあまり意味がない。韓国では、政治家・財閥関係者・高給官僚の子息の兵役免除率が一般人の数倍だったり、有力者の子供は楽な部隊に配属されたりと、不公平感が大きい。富裕層の子供はアメリカに移住するケースも多いらしい。一見、国力を高めそうな政策が、実は国力を削ぐという皮肉な結果を生んでいるのである。国によって状況が違うので一概に言えないが、徴兵はもはや前時代的なシステムだろう。
あとどうでもいいが、「憲法9条を改正すると日本でも徴兵が可能となる(またそうした危険がある)」と勘違いしている人が多いが、政府見解・学者通説は、「憲法18条の意に反する苦役に抵触するため徴兵は実施できない」というものである。憲法9条だけを改正しても徴兵を実施することは出来ない。
http://www.afpbb.com/article/politics/2950463/10910004?ctm_campaign=txt_topics
日本の馬鹿右翼が喜びそうなニュースだ。女性も徴兵している国は他にはイスラエルなどがある。日本でも右翼の人たちには徴兵賛成という人もいるが、徴兵によって若者の労働供給が減ることで労働者の賃金が上昇し企業の経営を圧迫するだけだろう。徴兵を実施している国はあるが、全員徴兵など財政的・経済的に到底無理なため、実際に徴兵されるのは全体の数%~十数%程度の国が多い。先進国だとドイツが徴兵を実施していたが、2011年に停止された。実施中も、良心的兵役拒否があったため、ほとんど志願制のような制度だった。ノルウェーでも、「徴兵対象となる国民は約6万人いるが、実際 に徴兵されるのは年間8000~1万人にとどまっている。徴集兵は心理検査と身体検査の結果、および兵役に就く意欲を評価して選ばれる。」と記事にもあるように実際に徴兵されるのは一部だ(そもそも徴兵対象とならない人も少なくない)。徴兵はいちいち若者が徴兵に適するかどうかを検査したりするので非常にコストがかかる。志願する者だけを検査する、志願制の方が効率的だ。そもそもアメリカが中東を無人戦闘機で爆撃する時代に、徴兵して素人兵士を増やしてもあまり意味がない。韓国では、政治家・財閥関係者・高給官僚の子息の兵役免除率が一般人の数倍だったり、有力者の子供は楽な部隊に配属されたりと、不公平感が大きい。富裕層の子供はアメリカに移住するケースも多いらしい。一見、国力を高めそうな政策が、実は国力を削ぐという皮肉な結果を生んでいるのである。国によって状況が違うので一概に言えないが、徴兵はもはや前時代的なシステムだろう。
あとどうでもいいが、「憲法9条を改正すると日本でも徴兵が可能となる(またそうした危険がある)」と勘違いしている人が多いが、政府見解・学者通説は、「憲法18条の意に反する苦役に抵触するため徴兵は実施できない」というものである。憲法9条だけを改正しても徴兵を実施することは出来ない。