人間は何かを学ぶ時、褒められた方がより記憶に定着し効果的に学習できることを、生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘教授らの研究チームが科学的に証明した。定藤教授は「教育やリハビリの現場でも、褒めることが効果的な習得につながるのではないか」と話している。研究成果は7日付の米科学誌プロスワン に掲載された。-yahoo!news(強調は筆者)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121108-00000021-jij-soci

科学的に、叱るよりも褒める方が効果的ということが判明したようです。ただ疑問なのが叱った方が良いと信じ込んでいる人が多い理由。これは統計学の「平均への回帰」という現象で説明できる。

平均への回帰とはある回の値が全体の平均値から大きく偏った場合、その次の値はより平均値に近づくという現象のこと試験の結果や営業成績にしても、人間はコンスタントに最高のパフォーマンは出せな例えば、ある時、かなり良い成績を出した場合、その次の成績は平均に近づ(つまり成績が下がる)。一方、ある時、かなり悪い成績を出した場合、その次の成績は平均に近づく(つまり成績が上がる)。成績が良い時は褒められ、悪い時は叱られる。すると、成績がかなく褒められた成績が下がり、成績がかなり悪く叱られる成績は上がることになる。成績の上がり下がりは「平均への回帰」という統計学的な現象によるもので、褒めることと叱ることとは関係がないのだが、褒めた後は成績が落ち、叱った後は成績が良くなるということを人は経験則的に覚えてしまうので、叱ることがあたかも教育的効果があるように感じてしまうのであるしかし、褒めようと叱ろうとパフォーマンスの良さには影響はあまりない。逆に叱るとそれが恐怖心となって動作が鈍くなったりしたり、師弟関係にヒビが入ったりするのでらないほうが心理学的にもいいのである。

 「体罰は教育的に良い!」という人もいるが、熊本大の調査によると、体罰をするとストレスホルモン出るので脳の成長を阻害し前頭葉を委縮させるだけで何らのメリットもないことが判明している。叱った方が良いなんていう俗説もついに科学的に間違いだと証明されましたね。巷には意味不明な教育論があふれかえってますが、科学的研究による検証が必要でしょう

 馬鹿とブスこそ東大へ行け!」と名台詞を残し、落ちこぼれ学生が1年で東大に受かるというドラゴン桜という漫画が依然流行った
実際には東大合格者の半数は名門の私立の中高一貫校出身で、東大生の7割が官僚・弁護士・医者・学者・企業経営者・大企業重役などの子女。学力は社会的要因にかなり制約を受けており、落ちこぼれ学生が少し勉強法改善したぐらいでどうにかなる問題じゃない。

 教育学科学研究や社会学研究で実証的に分析検証することが今後ますます必要になるでしょう。特に保守政治家は教育を政治利用しようとしているので、注意が必要です。