某予備校の適正試験模試の第二回の結果が返却されました。今回は悲惨な結果でしたが、平均点前後なのでまぁ良しとするか。この模試には志望校を書く欄があり、志望校別順位が出てくる。まぁ、適正試験は上位校なら最低200点程度、220~230点あれば望ましいという感じだし、あくまで評価の一要素に過ぎないので、細かな相対的順位は関係ない。だが、模試受検者がどこの法科大学院を志願しているのか、そして、志願者平均点から志願者のレベルがどの程度なのかが読み取れる。そのため、毎回志望校をかえているのだが、やはり人気校とそうではない法科大学院が一目瞭然だ。

志願者数をみるとやはり早稲田大・慶応義塾大・中央大の志願者が多い。次が明治大。ためしに書いてみた青山学院大・学習院大・立教大はやはり志願者少ない。ためしに一橋大も書いたが、早慶よりやや少ないがそれなりに志願者が多い。平均点をみると、早慶中央・一橋あたりの平均点がほぼ同じ。おそらくトップ層が併願で志望しているのだろう。平均点をみてもやはり上位の法科大学院の平均点が高い。予備校の模試を受けるような意識の高い層は、上位の法科大学院しか見てないようだ。

法科大学院は74校も設置されたが、結局のところ、上位の20校が新司法試験合格者の8割を輩出している。なお、新司法試験合格者の半数は東京の法科大学院出身だそうだ。法科大学院はどう考えてもつくり過ぎだ。なお、東京の法科大学院が強いのは人数が多いのもあるが、予備校が利用できるというのも理由だろう。東京だと学部から予備校を利用している人が多く、そうした予備校型勉強をした人の方が司法試験に早くに合格していっている。結局、予備校に通った人が上位法科大学院に合格し、そのまま司法試験も通過というコースが出来上がってしまっており、予備校型勉強からの脱却を目指した司法制度改革が目指したところと逆になってしまった。法科大学院の形骸化も酷いが、下位法科大学院なんかは廃校にしてしまったほうが良い気もするが。甘い制度設計のつけは今後どうするのだろうか?