今日は、東京国際映画祭に行ってきました。場所は六本木。観た作品は「ミヒャエル」というオーストリアの作品。主人公ミヒャエルは表向きは平凡なサラリーマンだが、実は子供を誘拐して自宅地下室に監禁している犯罪者。彼と監禁されている子供との生活などをリアリズム的に描いた作品。平凡などこか異常性を感じさせる演出が巧み。犯罪者を犯罪者として描いていないが、実際、犯罪者と一般人の峻別は難しい。一般社会で普通に生活している犯罪者を描く点が非常にリアリティーを出している。初監督作品らしいが、かなりクォリティーは高い。さすがカンヌ映画祭コンペティション部門に選出されただけはある。日本ではDVD化されるのかも疑問な作品だが、こうした非大衆映画を観れることこそ、映画祭の魅力だろう。それにしても六本木ヒルズ周辺は整備されてて綺麗。

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六本木ヒルズ
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秋空と東京タワー
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黒川紀章氏の作品「中銀カプセルタワービル」の一部
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↑六本木ヒルズ周辺を歩いていたら発見。
六本木で開催中の「メタボリズムの未来都市展」にあわせて特別展示しているらしい。