「ツイッターは馬鹿発見器か?」と呟いたのは東大特認教授の増沢隆太さん。若者のITリテラシーの欠如を嘆いたつぶやきだった。

最近、ツイッターというと、なでしこジャパンの熊谷選手のニュースが目新しい。彼女のプライベートの食事中の会話が、そこに同席した男子大学生によってツイートされ、ネット上でいわゆる「祭り」という事態に発展したのだ。ちなみに、内容は監督批判やチームの内情など。すでに熊谷選手は謝罪し、男子大学生の通う法政大学も謝罪しており、監督も熊谷選手と和解したようだ。

なお、なでしこ・ツイッターというと、スポーツ関連予算を仕分けし、「2位じゃダメなのか」発言の蓮舫さんのツイッターが、その前に「大炎上」している。スポーツ関連予算を削減しておいて、なでしこジャパンの世界”1位”を喜ぶなというツイートが殺到したのだ。なお、蓮舫さんは以前にも息子の違法ゲーム改造ツールを愛用していると明かし、問題となっていた。

まだ、非常識なことをツイートして問題となるのは不注意で話がすむが、カンニングや飲酒運転をツイートしてしまう人には呆れ返るしかない。東京大学の学生が飲酒運転を書き込みし、ネットで炎上。昨日(2011年7月21日)、東京大は学生に、ツイッターへの安易な書き込みについて注意喚起した。他にも日本大学、早稲田大学の学生などがツイッターでカンニングを暴露し、ネットで炎上する騒ぎになっている。なお、早大でカンニングをした授業を担当していたのは作家で早大教授の東氏。本人がカンニングのツイートを発見し、「これ、カンニングだよね。これツイートするって、きみなに考えてるの?」と指摘し、学生はすぐさま問題のツイートやプロフィールの実名・大学名を削除。東氏は「早稲田生はバカなのか。カンニングってすごいヤバイことだよ。教師の名前挙げて、それツイートするって…」とツイートした。

ツイッターは気軽に書き込めるのであまり考えずに書き込んでしまう。ネットで公開する情報にも注意したいものだ。情報化社会で、ITリテラシーは非常に重要なソーシャルスキルの1つになっている。学校でのITリテラシー教育の普及は必須だろう。