今日ははるばる関西からいらした石井なをみ先生のバロック指導法の講座にて学んできました。
バロック音楽をなぜ学ぶ必要があるのか?というセミナーのレジュメに答えるなをみ先生。
そこにはこんな答えがありました。
多声部を聴き分けられる耳を作れるからです。この答えには、深くうなずいてしまいました。
ただ、メロディと伴奏の曲を弾いているだけではどうしても身につけることが難しい、ハーモニー感やいろいろな声部を聞き分ける力や響きの作り方はどの作曲家にも取り入られている手法であるからという導入の説明から聴き入ってしまいました。
バロックを弾く上で、まず何調で、テンポはどれくらいで、何拍子でということを生徒に把握させながら指導すること、フレージングを生徒と頭の中を必ず整理して音を横にも縦にも揃えること、テンポ、音の粒、リズムをきちんと揃え、転調による音楽の弛緩がきちんと計算されていること、など一つ一つなをみ先生のピアノを交えながら学ばせていただきました。
生徒には徹底的にレッスンにおいて、構成を理解させ、練習に目的ができるように導くことと私たちに指導がありました。
先生が特に注意していることは
1.構成 を理解し意識して弾く
ゼクエンツ、フレージング、転調
2.片手ずつの練習の重要性
指使いは徹底的に追及
3.バロックは腕ではなく、指で弾く
最初はゆっくり、きっちり丁寧に
4.拍節感の重要性
1拍目は大切 拍子の分母はとても重要
指がこいでいる感覚があるかどうかチェックする
テーマだけにこだわらない
左と右のテーマの山はきちんとひきわける
ゼクエンツは、ハーモニー感大切
5.アーティキュレーションに工夫を
全部レガートはやはりつまらないけれど角張らない演奏がよい
6.ディナーミクにも工夫を
階段式の強弱 転調による緊張感、暗さ、
いろいろなポイントを教えていただきました。
先生の演奏での説明がとてもわかりやすくて、2時間があっという間で帰宅してから、フランス組曲を弾きまくってしまいました。
バロックを勉強することって、こうしてブログにまとめてみると大いにあるような気がします。バッハコンクール、私が受けてみたくなりました笑
ピアノを勉強することで、根気や集中力がつくといわれているのはこの辺りを全て演奏中に気をつけようとする能力が身につくからなのですね。さすが、バッハ大先生。
石井先生曰く、楽譜を見て分析してから弾く能力が身につけば短い時間で曲を仕上げることも可能なバロックだそうです。
これは勉強にもつながると確信した私でした。