子供の頃の"度胸試し" | 斜道(シャドウ)

斜道(シャドウ)

『斜道』というタイトルは「正道にとらわれず、邪道に陥らず」という意味を含ませています。暇つぶし作成のため、お見苦しい点も多いと思いますが、よろしくお願いいたします。

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男の子なら一度は経験があると思いますが、子供の頃はよく『度胸試し』
みたいなことを やりますよね。

私が小学生になったばかりの頃、ある工事中の敷地がありました。
そこには細い排水溝が ず~っと建造物に向かって掘られている最中で、
もちろん まだ水は流れていないけど、上にはコンクリートのフタがある。
でも、敷地の出口のあたりは まだフタが作られてなくて、そこから中に
入れるようになっていたんです。
下の画像を見ていただければわかりますが、ちょうどこんな構造でした。

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ある日、近所の先輩(小学三年生くらい)が、私たちを呼び集め「お前たち、
この中を這って、あの建物のところまで行けるか?」
と言うんです。
私たちが顔を見合わせていると「俺と〇〇君は 行ったぞ」とニヤリ。
ゴール地点は ちょうど建造物の影に隠れて見えないけど、だいたいの距離を
把握した私は「それなら 僕だって」と胸を張りました。すると先輩が
「じゃ、俺がゴールのところで待っててやるから、行ってみろ」と言う。

中を覗いてみると、フタの隙間から光がかすかに差し込んでいる程度で、
かなり暗い。ちょっと気後れしたけれど、今さら後へは引けません。
「行くよ!」と声をかけてから中に入り、ほふく前進を始めました。

友達は、隙間から私の位置を確認しながら上を歩いてきて、ときおり
「いま、どれくらいまで来たよ」と声をかけてくれます。
スペースが狭いので思うように進めず、閉塞感のあまり ダラダラと汗が
流れてきました。

(やめときゃよかった。俺って馬鹿だなぁ~)
そんな考えが 何度も頭に浮かんだのも事実です。

どれくらい時間がたったでしょう。
「ジッポちゃん、あと少しだよ!」の声に前方を見ると、6メートルくらい先の
溝の隙間から、先輩が手を差し込んで「ここがゴールだ」と合図している。
そこでようやく、私はあることに気づきました。
「お、おい……ゴール地点から 外に出られるよね?」
尋ねると、友達は しばし沈黙のあと「出られない」と言う。

そうです。ゴール地点といっても、外に出るためには、結局 今まで通った所を
引き返さなくてはならなかった
のです。しかも……後ろ向きの姿勢のまま
「ウワァーーーーッ!!!」
気が狂いそうになって叫び声をあげ、私は猛スピードでもとの場所へ引き返しました。
おそらく、来たときのスピードより早かったと思いますw

あまりにも必死だったので、服もズボンも あちこち破れ、泥だらけ汗まみれの
姿になって、私はようやく元の入り口から脱出しました。
先輩は「残念だったな、あと少しだったのに」とニヤリ。冗談じゃない!

あとで友達が こっそり教えてくれました。
「無茶だよ ジッポちゃん……先輩が行ったなんてのも、嘘に決まってる。
そんなの 誰も見たことないし」と。

まあ そんなワケで………私は今でも、せまい所が大嫌いなのです。
          (ちなみに、高い所はもっと苦手 www)

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P.S. 差し入れ、いつもありがとうございます。<(_ _)>

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