人生はあらかじめ決まっている 【シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


ガーベラ  


  シルバーバーチなど高級霊の語った霊界通信をもとに、霊界の様相などを解説しています。

 

人間の人生は誕生と同時に、前途にあらゆる可能性が広がっているかように見えます。しかし実は人生の大まかに進む道筋は決められており、100%何でもあらゆる事ができる人生というものはありません。

 

シルバーバーチ曰く、人間は生前に大まかな人生の計画を立て、誕生後はそれに従って決められたプログラムを遂行していくそうです。


  花 花   花 花   花 花   花 花

 

 

赤字はシルバーバーチの言葉)

 

「物資界に生まれ出るに際しては、大体において今回はこうしたいという確たる目的を心に決めております。が、いざ物的身体に宿ってしまうと、種々雑多なエネルギーの相互作用に巻き込まれます。

 

中にはその初心の霊的目的に気づかないまま、愚かな道にはまり込んでしまう人もいます。自由意思がある以上、それもやむを得ません。

 

そこで背後霊というものが用意されていて、自己実現にとって最善の道へ導こうと努力します。あなた方のもとを訪れる人の中には、そうやって背後霊に導かれて来ている場合があるのです。

 

その時こそあなた方の活躍の好機です。その人にとっても起爆剤に点火される決定的な出会いとなるかも知れません。

 

 そうした指導をするに際して私達が使用するエネルギーやテクニックは極めて微妙で、地上の言語ではとても説明できません。が、基本的には、地上で使用する身体は自分で選んでおり、歩むべき道もあらかじめ承知しております。

 

しかも、順調に運べば見事に開花してサービスに役立てることの出来る霊的才能をたずさえていることもあります。

 

 しかし、人間には自由意思が許されています。いよいよ重大な岐路にさし掛かった時、約束したはずの道を嫌がって気楽な人生を選んでしまえば、それはそれでやむを得ないことです。

 

そういう選択をした者が、死後に後悔して、もう一度やり直すということも現実にあることです」

 

 

 

【解説】以上のシルバーバーチの言葉を箇条書きにしてみました。

 

・人間は生前に、あらかじめ人生の計画を立てて誕生してきます。しかしいざ地上に誕生すると、霊的感覚が非常に鈍くなるため生前の計画をはっきり思い出せなくなります。従って人生計画を大きく離れて、逸脱した人生を送ってしまう人も中には出てきます。

 

・「背後霊」とは守護霊とも呼ばれることがあります。人間一人には背後霊一霊が必ず付いており、何かにつけその人間の面倒を見、アドバイスを送っています。

 

・地上で使用している肉体も、あらかじめ生前に立てた人生計画に適うような身体を自ら選んでいます。身体にも美醜などの外見、病気になりやすい体質など、様々な個人差が生じますが、これらも人生計画を遂行する上で必要な要素だったということになります。

 

・生前立てた人生計画よりも、気楽な人生を選択することも可能です。しかしその場合、現世で解決すべき課題がクリアできなかったという事態になりがちです。その場合、再度地上に誕生し、クリアできなかった人生の課題をやり直さねばなりません。


木 
 

 

 

「そうやって道を間違えた場合に、その人生を途中で切り上げるということは致しません。

 

背後霊にもそういう権限はありません。力量もありませんし、そうしたいとも思いません。あくまでもサービスと指導へ向けて努力します。自己実現をしようとしている魂に余計な干渉はしません」

 

 

 

【解説】生前の人生計画から大きく道を外れた場合も、やり直すために寿命を縮めて途中で死ぬということはありません。寿命とは生前から大まかに決まっているものであり、それを大幅に変えることはできません。

 

また自殺をした場合は自ら人生を放棄したのですから、再度地上世界で苦しい人生を送らねばならないことになります。

 

 背後霊も本人にアドバイスは送りますが、こうしろ、ああしろという命令はできません。霊界では本人の意思が最大限尊重されますので、背後霊とも他人に口出しすることは厳しく禁じられているのです。


麦 
 

 

 

――自分の身体を自分で選んだということは、親も自分で選んだということですか。

 

「むろんです。賢明なる子は親のことをよく知っております」(賢明なる親はわが子のことをよく知っている、というシェークスピアのセリフを言いかえている)

 

 

 

【解説】自分の身体は生前自分で選びましたが、自分の親もまた生前に自分が選んだ人となります。

 

 ですから自分が選んだ親に対し、あれこれ不満を言うのは本来ならば筋違いともいえる行為です。が、何分生前の記憶をみな喪失しているため、自分の選択に自分で不満を述べるといった、矛盾に満ちた状態に置かれがちになります。

 


 

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