東郷元帥記念公園 【東京都千代田区】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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 先日東郷神社(東京)について取り上げましたが、ついでに東郷元帥記念公園にも行ってきました。



東郷元帥記念公園1  東郷元帥記念公園。

 

この時は靖国神社の訪問ついでに行ってきたのですが、公園は九段下の靖国神社から徒歩数分の距離にあります。


東郷元帥記念公園2 

 「東郷元帥」と名が付くので、中は落ち着いた公園なのではないかと思いがちですが、実はお子ちゃまご用達の子供公園です。子供用の遊具などが置いてあり、訪問当時は子供たちが大勢遊んでいました。

 

以前ここに東郷元帥の私邸があり、その後東郷元帥記念会から寄付を受け、子供公園となりました。

 

あ、そうか、東郷邸は靖国神社の近隣にあったから・・・。

東郷元帥  映画「日本海大海戦」で、東郷元帥夫妻が靖国神社に参詣する場面が最後にあります。これも自宅から近いので、歩いて行ったのでしょうね。

 

 私邸も靖国に近くて参拝しやすいということで、この地に決めたのかもしれませんね。真意は分かりませんけど。


東郷元帥記念公園3 

 公園の入り口付近には、東郷元帥の私邸であった当時から置いてあったライオン像が保存されています。


東郷元帥記念公園4 よく見ると満身創痍、隻眼になっています。


東郷元帥記念公園5  東郷元帥記念公園の由来が記された石碑。ちょっと見えにくいですね。

 

 もともとこの土地の一部は、昭和4年から公園だったそうです。東郷元帥の私邸は公園に隣接していましたが元帥の没後、東郷邸であった敷地の寄付を受け公園に併合され、昭和13年に「東郷元帥記念公園」と名付けられました。

 

 公園の歴史は意外に古いです。東郷元帥は明治14年よりこの地に住み続け、「永く区民から親しまれ、地域の文化向上にも寄与し人々の尊敬のうちに昭和988歳の生涯を閉じる」と石碑には刻まれています。



東郷元帥記念公園6 

東郷邸の時代からあった「力石」(右側)


東郷元帥記念公園7  力石。石の表面に漢数字「五拾七貫目」(213.75kg)と刻まれています。

 

 力石とは村の鎮守や神社境内、会所や村境にあって、若者たちが力試しに用いたそうです。

 

   神社にあったという事で、娯楽の少ない時代の神事か何かのイベントだったのでしょうか。 


 

かもめの玉子 

石を見ていたら思わず、「かもめの玉子」というお菓子を思い出してしまいました。σ(^_^;) 岩手県大船渡市のお土産らしいですね。誰かにいただいた記憶が・・・。



東郷元帥記念公園8 

 公園も今昔の推移が激しいです。戦前は東郷邸をはじめ、この辺はもっとのんびりした住宅地だったのかもしれませんが、現在は商業地帯となっています。

 

 大体この公園を管理している千代田区自体が、官公庁やビジネス街が集中し、現在では23区内でも住民人口が一番少ない区となってしまいました。


東郷元帥記念公園9  最後は元来た道を、日が陰る靖国神社へ戻りました。