彼岸過迄(ひがんすぎまで) | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


 文豪(夏目漱石)の小説名を拝借しましたが、記事内容はただの雑記です。(^_^;)



福寿草 

  お彼岸に関東地方の実家へ帰省したのですが、庭の草木は未だ冬眠中。写真の福寿草をはじめ、水仙、モクレン、沈丁花、すべてツボミのままでした。


カタクリ 

 庭ではカタクリの紫の花だけがひっそり咲いていました。カタクリは地中の球根が56年育たないと開花しない気難しさがあります。

ネコヤナギ 

 花(華)のない写真で恐縮ですが、帰ったついでに蔵をガサゴソと探索してきました。昭和10年代初頭の雑誌を見つけたので、後日載せたいと思います。


公園 

 公園に行きましたが、やはり花はほとんど咲いていませんね。桜もまだ堅いツボミでした。

 

 で、戦前の雑誌の続きですが、昭和10年頃は現在から見ると、飢饉だのクーデターだの、暗~い時代に見えますよね?

 

でも雑誌の内容を見ると川柳や笑い話など、お笑い系の話も随分載っていて、当時の人々もごく普通に暮らしていたんだな、という生活ぶりが垣間見えます。


枯れ木 

 結局「戦前は暗い時代」というのも、後世から後付けされたイメージなんですよね。当時の昭和10年頃に生きた人々は、現在進行形の世界にいるのだから、暗いも何も思ってなかったわけです。


レンギョウ 

 「昔はよかった」という人もいますが、当時のイラストで見ると洗濯はタライで手洗い、冷蔵庫はなし、煮炊きはカマド、暖房は火鉢という生活です。

 

これを見ても、多分戦前の人々は煩雑な日常生活に忙殺され、現代人のように余暇に費やす時間など、ほとんど無いに等しかったのではないでしょうか。
 枯れ木 冬枯れの静寂な風景が好きです。

 

 

麦のみどりをついと出て

ついともどれば雪がふり

冬のながさの草雲雀(くさひばり)

あくびをすれば

木の芽吹く

 

『木の芽』、室生犀星