死んだらどうなるか(5)-死後の目覚め 【シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


バラ 


 シルバーバーチなど高級霊の語った霊界通信をもとに、死んだらどうなるのかを解説していきます。

 

 前回は死ぬ際には通常、睡眠状態に入っていくことを解説しました。(地縛霊は別)意識不明下で、肉体と幽体(魂)を繋いでいたシルバーコードという紐が切れて死亡します。

  周りには死亡者の既に他界した近親者などが集まり、死から霊界への移行がスムーズにできるよう助けます。

 

援助者たちは眠ったままの死亡者を、幽界の下層部の、中間層と呼ばれる場所にある病院や休憩所に運び、やがて死亡した人も目を覚まし近親者と喜びの再会を果たします。


 

シルバーコード (左)地上で生きている状態、(右)死亡直後


いちご 



以下、囲いの赤字はシルバーバーチの言葉からです。

 

 

「霊的知識があれば目覚めはずっと速くなります。その意味でもわれわれは無知と誤解と迷信と誤った教義と神学を無くすべく闘わねばならないのです。

 

それが霊界での目覚めの妨げにならからです。そうした障害物が取り除かれないかぎり、魂は少しずつ死後の世界に慣れていくほかありません。長い長い休息が必要となるのです。

 

又、地上に病院があるように、魂に深い傷を負ったものをこちらで看護してやらねばなりません」

 

 

【解説】「死んだらどうなるか」という霊界の知識を持っていれば、他界する際に経験する「死の眠り」の時期も短期間で済みます。

 

 しかし誤った教義、つまり既成宗教で誤った死後の世界観を習得していた場合、霊界の空気にも馴染みにくくなり、より長い眠りが必要となります。

 

地上の宗教は、生きるための良い人生の糧であると思ってしまいがちですが、実は人間の精神構造に誤った狭窄物を築く元凶にもなっています。

 この種の歪んだ世界観を得てしまった人間が地縛霊となり、霊界側でも対応に手こずっている描写が霊界通信にも見られます。

 

また事故や戦死など、急死した場合は何も死ぬ準備ができていなかったわけで、彼らも幽体(魂が身にまとっている身体)を調整するためにも長く眠る必要がでてきます。


椰子 

 

 

――死後の生命を信じず、死ねばおしまいと思っている人はどうなりますか。

 

「死のうにも死ねないのですから、結局は目覚めてからその事実に直面するほかないわけです。

  目覚めるまでにどの程度の時間がかかるかは霊格の程度によって違います。つまりどれだけ進化しているか。どれだけ新しい環境に順応できるかにかかっています」

 

 

【解説】「死ねば終わり」と考える人は、「死ねば真っ暗」というイメージを持っているようです。この種の人が実際に死ねばどうなるでしょうか。

 

 睡眠を経て目が覚めるわけですから、その時は単に、ただ眠りから目が覚めたと思うだけではないでしょうか。

 

いつものように目が覚めた。人生が続いていると思い込んでいるため、周りの地上世界も今まで通り想念で再現されます。(霊界では思ったことが実際に目の前に出現するため)

 

霊界の援助者が来て「あなたは亡くなったのです」と説得しても、「周りは真っ暗ではないし、いつもと変わらない生活をしているのに、死んだなんて馬鹿馬鹿しい」と考えるようです。

 

こうして死の自覚が得られない場合は地縛霊になってしまうのですが、その悟りの速さは霊格が高いほど、自覚も早くなってきます。

 

ちなみに霊格が高い人間でも、生前は「死ねば終わり」と思い、死後の世界まで関心が至らない場合もあります。それは様々な理由があるようですが、一例では罰として直観を使えないように鈍くされているケースです。

 

死後の世界や霊界は、現在の科学では決して証明できない世界です。そこで各自の直観力や洞察力でその存在の有無を判断することになります。

 

そのため前世で何らかの罪(つまり「自然の法則」に違反した行為)を犯した場合、正しい世界観を得られず、苦悶の内に人生を送らねばならない人も存在するようです。

 

 

 

『シルバーバーチの霊訓』(4)、5章 死んだらどうなるか