海軍兵学校(7-1) -カリキュラム | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


 兵学校のカリキュラムは1.訓育と、2.学術教育の二つに分かれています。

 

1.生徒訓育科目

カリキュラム 
 

■陸 戦


射撃 

 

陸戦訓練は最初に不動の姿勢から始まり、敬礼、速歩行進、分列行進と続き、やがて小銃が渡され射撃訓練に入ります。

  この訓練は延々と歩かされるので、当時肥満していた元兵学校
68期生は、3カ月間で6kg減量したと述べています。

 

■短 艇


カッター訓練 


 カッター(短艇)を漕ぐ訓練も相当行います。

 教員は「オールにぶらさがるようにして、一杯寝てッ!外から見たら、体が外舷(がいげん)に隠れて見えなくなるまで寝てッ!」と漕ぐ要領を教えるので、寝て起き上がる時、大変な腹筋の力が要求されます。翌日は腹部の皮が突っ張るように痛くなります。


■武 道

剣道か柔道は選択制になっており、どちらかを選びます。



剣道 
剣道で道場内の神様に礼をする生徒たち

柔道 
柔道の乱とり


■遊泳術



水泳キャンプ 

宮島での水泳キャンプ


遠泳 

宮島から江田島までの遠泳に出発する生徒たち



 通常兵学校では遠泳を主に教えていましたが、戦局が悪化すると、艦が撃沈されて海に放りだされた場合を想定し、ものにつかまらずにできるだけ長時間、海に浮かんでいることに重点がおかれました。

  泳げばそれだけ体力を消耗してしまうので、とにかく
1時間でも2時間でも、海水につかって浮いていろ、という訓練に終始しました。

 

 水泳訓練のとき生徒は衣類は着けませんでしたが、いざというときは着衣のままのほうがよい、と教わっていました。

  そうしてなるべく動かないようにしていれば、着ているものとからだのあいだの水が徐々に温められ、それによって体温をある程度保つことができるそうです。