第三海堡(かいほ)遺構 【横須賀】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
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「よこすか京急沿線ウォーク」で見学した軍事史跡をご紹介しています。


第三海堡遺構  これが第三海堡(かいほ、かいほう)遺構です。海堡とは、人工的に作られた洋上にある要塞です。

 

 この史跡はうみかぜ公園の中にあります。人がいなくて過疎っている場所なのかというと・・・。

バーベキュー  その反対側は公園でバーベキューをする人たちで大賑わいだったりします。(^_^;)


大型兵舎  この部分はかつて第三海堡のうちの守備兵が生活する大型兵舎だったもので、海底に沈んでいた建物をこの公園に移行したものです。初めからここに建っていたわけではありません。

 

 通常は遺構の中には入れないのですが、今回はウォーキングイベントのため特別公開されました。


人工の要塞島  明治から大正にかけ、東京では首都防衛のため3つの人工の要塞島として、東京湾上に第一・第二・第三海堡が造られました。


第三海堡の全体図このイラストが第三海堡の全体図です。

 

 しかし第三海堡は30年の年月をかけ1921年に完成したにもかかわらず、2年後の関東大震災で、3分の1が海中へ水没してしまいました。


兵舎内部1  ちなみに第一・第二海堡は東京湾上に今も現存しています。


兵舎内部2  沈んだ第三海堡は船の航行の邪魔になるため、2000年から海底の撤去工事が始まりました。


兵舎の窓  そして大型兵舎の部分がクレーンで吊られ、このうみかぜ公園へ運ばれたわけです。


兵舎内部3  兵舎の中です。これも長らく海中に水没していたのかもしれません。


横から見た場合  横から見るとケルト人の遺跡か何かみたいに見えますね。

 

 ここでも炎天下 、ボランティアガイドさんが親切にご案内くださり、ありがとうございました。