「よこすか京急沿線ウォーク」で見学した軍事史跡をご紹介しています。

この史跡はうみかぜ公園の中にあります。人がいなくて過疎っている場所なのかというと・・・。
その反対側は公園でバーベキューをする人たちで大賑わいだったりします。(^_^;)
この部分はかつて第三海堡のうちの守備兵が生活する大型兵舎だったもので、海底に沈んでいた建物をこの公園に移行したものです。初めからここに建っていたわけではありません。
通常は遺構の中には入れないのですが、今回はウォーキングイベントのため特別公開されました。
明治から大正にかけ、東京では首都防衛のため3つの人工の要塞島として、東京湾上に第一・第二・第三海堡が造られました。
しかし第三海堡は30年の年月をかけ1921年に完成したにもかかわらず、2年後の関東大震災で、3分の1が海中へ水没してしまいました。
沈んだ第三海堡は船の航行の邪魔になるため、2000年から海底の撤去工事が始まりました。
そして大型兵舎の部分がクレーンで吊られ、このうみかぜ公園へ運ばれたわけです。
兵舎の中です。これも長らく海中に水没していたのかもしれません。
ここでも炎天下 、ボランティアガイドさんが親切にご案内くださり、ありがとうございました。