生得観念 【シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


ビー玉 



シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。

 

 今回は「デジャブ」について解説したかったのですが、『シルバーバーチの霊訓』の中では特に明記されていないようでしたので、アラン・カルデックの『霊の書』の中の「生得観念」を用いてご説明します。

 

人間は生得観念と呼ばれる、前世で経験してきた体験を潜在意識の中に抱えて生きています。


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(質問)

 

「再生した霊は前世で知覚したことや入手した知識の記憶を留めているものでしょうか」。

 

 

(高級霊)

 

 

「うっすらとした記憶の形で残っています。それが俗にいう“生得観念”です」

 

 

(質問)

 

「すると生得観念と呼ばれているものは実際にあるもので、幻想ではないのですね?」

 

 

(高級霊)

 

「幻想ではありません。物的生活で獲得した知識は決して失われません。物的生活を終えて物質から解放されると、それまでの何回かの生活の記憶が蘇ります。

 

物的身体に宿っている間は具体的には回想されませんが、潜在的な直観力がそのエキスを感識して、霊的進歩を促進します。もしその直観力が無ければ、物質界へ誕生するたびに一から教育をやり直さなくてはなりません。

 

その直観力のお蔭で霊は、次の物的生活を、前世が終わった時点で到達していた発達段階から開始するのです」

 

 

【解説】 人間は前世で習得した体験を潜在的に携えて誕生し、これは生得観念と呼ばれます。中には前世で関わった土地などを訪れると、デジャブ(deja vu)として「以前に来たことがある」と既視感を蘇らせる、前世の体験を色濃く残している人もいるようです。


緑 

 

 

(質問)

 

「予備的な学習もしないのに、たとえば言語とか数学、音楽などで驚異的な才能を見せる人がいますが、何が原因でしょうか」。

 

 

(高級霊)

 

「今言った過去世の記憶です。かつてそういう才能を磨いていたもので、現在は意識的な記憶がないだけです。

  もしそうでなかったら一体どこからそういう才覚が出ますか。身体は代わっても霊は同一人物ということです。衣服を着更えただけです」

 

 

【解説】特定の分野に抜きんでた才能・能力を見せる人は、かつて前世でその分野に携わっていた経験を持つ可能性が考えられます。

 

 シルバーバーチによると天才が誕生する背景には、上記の前世体験以外の要素も存在するのですが、ここでは天才はなぜ輩出されるのかがテーマではありませんので、詳細はまたの機会に譲ります。

 

 

『霊の書』、第2部 霊の世界、4章 再生

キーワード:前世体験、既視感、デジャブ、天才はなぜ誕生するか