「未来の記憶」 【中編・心霊】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


白樺


前回の「未来の記憶」で、東京シルバーバーチ読書会のS様にご回答いただいた部分の不明点を解説します。赤文字S様の文章です。


 

■「未来の記憶」【前編・心霊】
http://ameblo.jp/zipang-analyzing/entry-11573925233.html



 

 

<Aの解釈>

 

takuyaさんの体験談を読むと、この人は霊媒体質者ではないかと思います。

 

takuyaさんは「未来の記憶」に「特に強い不安や、人生を左右される状態の場合に認識している」との文言がありますので、まず一連の体験は前世記憶の再現が考えられると思います。

 

前世のパーソナリティにおいて強烈に体験したことは、takuyaさんの潜在意識(インディビジュアリティ)に組み込まれますが、今生のパーソナリティにこの体験が浮かび上がってきたということです。

 

 

 

シルバーバーチをはじめとする高級霊からの霊界通信では、再生(生まれ変わり)はあると断言しています。

 

 しかし実際の再生というものは、世間で語られているような、前世に存在した人間がそのまま現世に生まれてくるわけではありません。そこには再生の複雑なメカニズムがあります。

 

   一般的には再生とは、前世に存在した人物が現世に外見は違えども、中身はそっくりそのままの形で誕生して来ると思われがちです。(以下の図参照)


一般的な前世の考え 

 しかしシルバーバーチが語るには、霊界に「インディビジュアリティ」と呼ばれる「大きな私」が存在し、再生の際には「パーソナリティ」と呼ばれる、インディビジュアリティの一部が分かれて誕生して来るということです。(以下の図参照)


シルバーバーチの前世 

  少々分かりにくいと思いますが、上の図で例えると、霊界にある「インディビジュアリティAがお団子を作るための大きな餅の一かたまりとします。これが本来の自分自身の霊の本体です。

 

 地上に再生する際は、その大きな塊からお団子を一つ作れるだけ取ってこねます。そのできたお団子一個分、つまりパーソナリティと呼ばれるものが地上に再生します。これが現在の私自身です。上の図で言うと、「パーソナリティAA」になります。

 

 そして他界して霊界に戻ると、「パーソナリティAA」は本体の「インディビジュアリティAと融合し、元の形は無くなります。そして次に再生する時は、「パーソナリティBBという別のお団子が作られます。

 

 つまり現在の自分自身は、大きな餅の塊から作ったお団子一個分しか個性を発揮していないことになり、本来の自分は霊界に存在しているということです。

 

これは非常にわかりにくい概念であります。巷では「自分探し」という言葉が流行ったこともありますが、こんなわけで、地上でいくら自分探しをしても、本来の自分は霊界に戻らない限り、決して解明されることはないのです。

 

 また、自分の前世の記憶も霊界にあるインディビジュアリティの方へ置いてきていますので、現世では普通はまずわかりません。

 

 takuyaさんの場合は霊媒体質者のため、霊界のインディビジュアリティに組み込まれている前世の記憶を、takuyaさんというパーソナリティが、普通の人より明確に感知することがあるのではないかということです。