心で犯す罪と行為で犯す罪は重さが違う 【シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


花 



シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。

 

 一旦中断しましたが、再びカルマについて論じます。シルバーバーチは罪の大きさを計る判断材料として、まず動機がどうであったかを常に挙げています。しかしその他にも罪の軽重を問われる条件があります。


   芽 芽     芽 芽     芽 芽

 

(質問)

 

「たとえば、誰かを殺してやりたいと思った場合、それを実行に移したのと同じ罪悪性をもつのでしょうか」

 

 

(シルバーバーチ)

 

「それは、その動機が問題です。いかなる問題を考察する際にも、まず“それは霊にとっていかなる影響をもつか”ということを考慮すべきです。ですから、この際も、“殺したい”という考えを抱くに至った動機ないし魂胆は何かということです」

 

 

【解説】シルバーバーチがいつも述べるとおり、ある行為を行った時、その動機が利己性を帯びていればいるほど、罪(カルマ)は重くなります。

  例えばその行為が殺人の場合、利己的な動機で殺人を行ったほど以下の図のように罪は大きくなります。



殺人動機  左側の利己的動機へ近づくほどカルマは大きくなっていく。



  具体例として戦争での殺人を以下に挙げると、左側に行くほど罪が重くなっていきます。正当防衛での殺人は通常はカルマにはなりません。

戦争での殺人 

もう一件、戦時中の玉砕・特攻・自殺について以下に挙げます。左側へ行くほど利己的な自殺となり、カルマも重くなります。


戦争での自殺 

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(シルバーバーチ)

 

「そこで、殺してやりたいと心で思ったら、実際に殺したのと同じかというご質問ですが、もちろんそれは違います。

  実際に殺せば、その霊を肉体から離してしまうことになりますが、心に抱いただけでは、そういうことにはならないからです。その視点からすれば、心に思うことと実際の行為とは、罪悪性が異なります

 

 

【解説】心で思っただけと、実際に行動を起こして殺人を犯してしまったのでは、罪の重さが違ってきます。(下の図参照)


殺人行為 

  上の図では左側へ行くほど罪が大きくなりますが、これは実際に刑法でも同様の解釈がされていますので、理解しやすいと思います。

 

 「殺したいと心で思うだけ」では刑法でも犯罪にはなりません。しかし実際に殺人の準備を行ったとすると、「凶器準備集合罪」という刑が適用される場合があります。また実際に殺人を行えば、「殺人罪」となり、殺人の準備段階よりもより罪は重くなります。

 


 

『シルバーバーチの霊訓』――霊的新時代の到来、3章 愛こそがすべてのカギです

 

キーワード:心で犯す罪と行為で犯す罪、利己的な罪とより非利己的な罪、因果律(カルマ)