戦時下のジョーク集(11)-「理 屈」 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


吊るし雛 



昭和の戦時中に出版されたジョーク集です。

 

 

●「理 屈」

 

妻君「あなた、お願いですからわたしのためにお酒を止めてください」

 

酔った夫「冗談いうない、俺はお前のために飲んでるんじゃないよ」

 

 

(『キング』大日本雄弁会講談社、昭和17年8月号)

 

 

●「新しい解釈」

 

甲「銃後で『月月火水木金金』といったら、どういうことになるだろう」

 

乙「そりゃ決っているよ、月月火水をいとわず、木々と働いて貯金献金をすることだよ」

 

 

(『キング』大日本雄弁会講談社、昭和17年8月号)

 

 

【解説】「月月火水木金金」は海軍が休日返上の猛訓練を行っていたとき、1908(明治41)年に海軍大尉・津留雄三が、「これでは、まるで月月火水木金金じゃないか」といった言葉が海軍内に広まったものです。


月月火水木金金 



●「統計が示す」

 

患者「先生、本当のところ私の病気は治るでしょうか」

 

医者「いや、心配御無用です。あなたの病気は百人に一人助かることになっておりまして、私の手にかけたのでは、今まで九十九人死んでおりますから、百人目のあなたは全快確実です」

 

 

(『富士』大日本雄弁会講談社、昭和19年3月号)