ネズミ・アブラ虫上陸 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


ネズミ上陸 


  海軍生活での一番の楽しみは、何といっても「上陸」(勤務を離れて自由に外出すること)でした。これには特別上陸というものがありました。

 

 特別上陸とは何か褒賞に値することを行って、上陸を許可してもらうことです。この中にはネズミ上陸 ねずみアブラ虫(ゴキブリ)上陸 ゴキブリ というものがありました。

 

 名前からして気持ちの良いものではないですが、艦上勤務では普通ネズミ1匹、アブラ虫は200匹、陸上勤務ではネズミ3匹、アブラ虫は200匹を捕まえると上陸許可が下りることになっていました。

 

 これらを捕まえると、艦内の保安を受け持つ先任衛生伍長という先任下士官に提出します。そして「ネズミ(アブラ虫)上陸名簿」 に記入して登録手続きが終わると、入湯上陸という、夕食後から翌朝朝食までの自由外出ができました。

 

 先任衛生伍長はネズミをどう処理するのかというと、まず処理済みの印としてネズミのヒゲを切り、備え付けの金属製容器に投げ込みます。

 

 アブラ虫はどう処理したのか詳細が書いてありません。20匹捕獲すると「誰々が20匹捕獲」と帳簿につけて、捕まえるたびに加算していったのか、200匹全部捕まえなければ受け付けなかったのかは定かではありません。

 

 やはりネズミもアブラ虫もやすやすとは捕まるものではなかったらしく、中にはこっそりネズミやゴキブリを飼育して、それをちょいちょい使って上陸していた者もいたそうです。しかしその飼育箱とか一体どこに隠していたのでしょうか。

 

ゴキブリ200匹ということは、艦内にはそれを遥かにしのぐ虫が生息しているということでしょう。捕獲してから、マーブルチョコみたいに黒いのを200匹並べて端から数えている光景は言語に絶します。(@Д@;



チョコボール 
色が似ているんですが・・・