
シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。
以前一人の人間に守護霊一人が死ぬまで付き添い、人生の指導に当たっていると話したことがありました。
実は守護霊以外にも、背後霊と呼ばれる複数の霊がいて人間を影から支援しています。使命の大きい人間には何百、何千と付き、中には背後霊が全然いない人もいるそうです。背後霊とはいかなる霊か、シルバーバーチの解説です。
質問1:背後霊が人間に付く目的は?
(シルバーバーチ)
「背後霊にもいろんな種類があります。目的がいろいろとあるからですが、その霊がすべて同じレベルにあるわけではありません」
(インペレーター)(注1)
「背後霊は必ずしも指導する目的のみで付くのではない。そういう場合が一番多いのではあるが、時には背後霊自身にとっての必要性から付くこともある。が、その場合でも人間を教え導くという傾向は自然に出てくる。
また時には特殊な使命を帯びた霊が付くこともある。性格に欠けたものがあって、それを補ってやるために、その欠けたものを豊富に有する霊が選ばれることもある。
反対に霊の側に欠けたものがあり、それを身につけるために適当なる人間を選ぶという場合もある。これは高級なる霊が好む手段である。」
【解説】一般的に背後霊は、人間の使命や仕事に応じた指導を行うために付きます。例えば教師なら、教育関連の体験・専門分野の知識が豊富な霊といった具合です。
その他の目的として、人間・背後霊の間で互いに欠けている性質を伸ばすため、又は特殊な使命を持つ背後霊が付くことがあります。使命を持つ霊としては、シルバーバーチは霊媒のバーバネルに付いていた背後霊(指導霊)でした。
注1)インペレーターは自動書記で書かれた『霊訓』の著者、ステイトン・モーゼスの背後霊(指導霊)だった。
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
質問2「どんな霊が背後霊となるのでしょうか」
(シルバーバーチ)
「血縁関係のある霊もいれば、地上的な縁故関係はまったくなくて、果たさんとする目的において志を同じくする者、言ってみれば霊的親近感によって結ばれる場合もあります。そこには民族や国家の違いはありません」
(インペレーター)
「己の霊的向上のために、敢えて指導が困難で不愉快な思いをさせられる人間に付くことを自ら希望する霊もいる。その人間と苦労を共にしつつ向上していくのである。」
【解説】例えば先に他界した近親者の霊、地上での結びつきは無くても各自の専門分野により造詣の深い霊などが背後霊として付きます。
霊界では人種や国籍の区別はありませんから、自分が嫌いな国にかつて住んでいた人間が背後霊として支援しているということも起こりえます。その場合、インペレーターが上記で言及しているような関係になる可能性があります。
(インペレーター)
「何ら特殊な使命を帯びていない人間の背後霊は、魂が向上するに従い背後霊が入れ替わることがしばしばある」
【解説】普通の人間の背後霊は入れ替わることもあります。しかし特別な使命を持ったシルバーバーチのような背後霊は一生を通じ、一人の人間(霊媒のバーバネル)に付き添うことになります。
『シルバーバーチの霊訓』(2)、8章 背後霊の仕事
『霊訓』(上)、1節、モーゼス
キーワード:背後霊