
今回はアラン・カルデックの『霊の書』からの抜粋です。
人とは複雑な生き物です。近隣では「子煩悩で穏やかな人」で通っていた人物が、殺人者として逮捕された、などという報道を時折聞いたりします。人間は心とは裏腹に嘘をつくことも、人を騙すこともできます。
しかし人間の容姿の中でも、本性を如実に表す部分が存在します。それはどんなものでしょうか。

アラン・カルデック(1804-1869)、フランスの教育学者、哲学者。
アラン・カルデックは霊媒を通し、霊界から降りてきた高級霊に、前世に関する質問をしていました。その中で、人の本性をどう見分けるかというコツを、高級霊は伝授しています。
カルデック:「前世での身体上の特徴の痕跡はどうでしょうか。」
【解説】「前世での身体上の特徴は、今世にも引き継がれるのか」という質問。
高級霊:「身体は滅びます。従って新しい身体は前世での身体とは何の関係もないはずです。
ところが霊性がその身体に反映します。そして身体は物質にすぎないとはいえ、霊性の特徴が身体に反映し、それが顔、とくに目に出ます。
目は心の窓とは至言です。つまり目を中心とした人相が、身体の他のどの部分よりも霊性を強烈に反映します。
形の上のハンサムとか美形とかの意味ではありません。かりに形は悪くても、それに善良で賢明で人間味のある霊が宿れば、見る人に好感を与えます。
逆にいくら美形でも宿っている霊しだいでは不快感、時には反発心すら起こさせる人もいます。」
【解説】人間は言葉や物で本性を覆って言いつくろうこともできますので、時として上記のように、直観で判断したほうが正しい場合もあるかもしれません。
地位・財産・経歴・容貌などの見かけの付属品や、甘い言葉に惑わされず、人間の本質を見抜く目を養いたいものです。
『霊の書』、アラン・カルデック 編、近藤千雄 訳、
第2部 霊の世界、4章 再生 ↓↓↓
キーワード:霊性は人相・目に現れる