原題:MIDWAY 言語:英語
製作年:1976年、製作国:アメリカ、時間:132分、
監督:ドナルド・S・サンフォード、
出演者:チャールトン・ヘストン、三船敏郎、ヘンリー・フォンダ、パット・モリタ
これは70年代の古い映画ですが、1942年4月のドゥーリットル空襲から始まって、日本側のミッドウェイ作戦の工程、日本の動きを暗号で探知するアメリカ側の行動などを通し、ミッドウェイ海戦までの過程を描いています。
正直言って娯楽映画としては少し面白みに欠けている気がしますが、これを見ればミッドウェイ海戦のことは一通りわかると思います。
日本人役のキャストもみんな英語を話しているので、山本五十六役の三船敏郎以外は全員日系アメリカ人のようです。
アメリカ人の場合、目をむいたりして顔の動きは日本人以上になりますが、映画では日本人になりきって表情もそれらしく演じてます。 【日本軍】山本五十六役の三船敏郎。彼の声も英語の吹き替えです。
【日本軍】これは日本での場面なのですが、アメリカで撮影しているのがバレバレ。建築物は日本式でも、陽の当たり具合や植物の生え方で、不思議と日本でないのが一目でわかってしまいます。
【日本軍】草鹿龍之介役のパット・モリタ。この人どこかで見たことがあると思ったら・・・
初代『ベスト・キッド』のミヤギ役をやっていたモリタさんでした。(写真右側)
【米軍】アメリカ側ではチャールトン・ヘストン演じるマシュー・ガース大佐が主軸となり、話が展開していきます。
【米軍】日本の暗号「AF」の意味をつきとめる作戦。画面はミッドウェイ米軍基地から「海水ろ過装置の故障により、飲料水が不足している」というガセ情報を平文でハワイ宛に送っている場面。
日本軍がそのガセ情報を掴み、暗号で「AF(ミッドウェイ)は真水が不足しているのを考慮されたし」と言っているやり取りを米軍が傍受し、AFはミッドウェイであり、日本軍は次はミッドウェイを攻撃すると断定しました。
【米軍】機体のマークはカワイイのですが、持っているものが物騒(爆弾)
【米軍】この人たちは整備係でしょうか。赤と青のスパイダーマンみたいな配色の服が目を引きました。
【日本軍】ミッドウェイ海戦での兵装転換の場面。魚雷を運んでいます。
【日本軍】炎上する日本の空母。この映画では当時の実写も混ぜてあるので、上の映像も本物らしいです。
これはアメリカ映画ですが、日本側も含めてなるべく公平な視点に立って製作しようという気概が感じられました。