民主党離党した平智之議員の原発がダメな理由【後編】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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前日の平智之議員の原発関連インタビューの続きです。

 

■核兵器による安全保障はブラフだった!?

 

平議員:プルトニウムがあるから直ちに核兵器が作れるか、技術的に考えると、ミサイルの先端に載のせて、それを制御し、必要に応じて爆発するという、その技術を日本が持つかと言うと、今のところは持っていないでしょうね。

 そうすると、お話しなんです。

 

プルトニウムがあれば、核兵器が作れるという事になれば、どんな話になるだろうという、本当に空想の中の話なんですね。それを技術や武器の理論でやるならまだありえます。だけどそうではないですよね。

 

空想と空想、イメージとイメージの戦い、恐ろしいのは人間はそれで自らと相手を滅ぼす力を持ってしまうし行使することがあると。

 このスタートラインがまさに、プルトニウムがあればいずれはと、そのイメージ自体が、私たち日本人が捨てなきゃいけないはずの事だと、私は思っていましてね、それは対イメージ論としての話です。

 

 もう一つ技術論ですが、そうなので再処理やらせろという話があるなら、私は絶対認めませんが、今イギリスに預けてあるプルトニウムで核兵器を1,000発作れます。

 それならば、なぜこれ以上プルトニウム抽出するんだということになります。

 

質問者:十分なプルトニウムがあるのに原発54基を稼働し続ける理由はあるのですか?

 

平議員:一切ないです。だから安全保障上の立場から語るのなら、むしろそれをどのようにして弾頭に乗せるのか、あるいはミサイルの誘導技術のようなものに本来行くはずなんです。

 

私は絶対反対ですよ、しかし技術論から言ったら材料はあるんですから。だけどそれをしないで、盾にとってだから高速増殖炉だ、だから六ヶ所村だ、これは産業維持です。

平智之議員 
平智之議員

 

質問者:なるほど、そういう意味では安全保障を語っている振りをしている。で時として核武装や自主防衛を語る振りをして、時に愛国者やタカ派など、ナショナリズムを持っている人にアピールする振りをしているわけですね。

 

ただし深い議論じゃないんですね、薄っぺらい議論。だから彼らは国防を真剣に考えているんだから、原発は容認してやろうと言うような、曖昧な許しを得ているわけですよね。

 

でも本当に核が必要だったら戦略技術や運搬技術が必要ですよね。でもそんな話は一切やってない。

 真の武装をするんだったら真剣に議論しなければいけないのに、そんな話一切しないですよね。

 

平議員:なんにもしないです。だから戦略性ゼロなんです。だから安全保障上の問題として、プルトニウム抽出が必要なんだと言っている方は、本当の意味で戦略的国防を考えている人だとは思えないですね。

 何を、本当に考えていますかと聞きたいです。

 

質問者:列島に54基の原発があるということは、むき出しの急所があるということですよね。攻撃の事を考えて、防御のことを一切考えていない。ディフェンスが無い状態でどんどん急所を増やしていこうと。

 これ本当に安全保障を考えている人とはとても思えないですね。

 

平議員:思えないでしょう?だから戦略的に考えると必ずそうなるんです。しかし消費税問題も、社会福祉問題も、成長戦略問題も、金融問題も、全部私はそのような状態にあると思っています。

 

戦略・戦術がないままで何かイメージの中で議論している。で、その背景には産業の維持と官僚の生き残りだけがあると。

 国破れて官僚ありという社会に本当になりかねない、危機的状況であると。

 

今回の再稼働はその中で起きた事件だと私は思ってますから。この事件をそのまま見過ごすわけにはいかないというのが、私の(民主党)離党の原因です。

 

                               (インタビュー終了)

               


な~んだ、戦略なしの政治とは、やっぱり戦前の日本社会と同じじゃないですか。太平洋戦争の戦線をどこまで気の向くままに拡大すれば気が済むんだみたいな・・・。(´・ω・`)

 

しかし平議員の話はわかりやすいですね。河野太郎議員と言い、留学していた人は明快な話し方を重視する気がします。

 どうしてこんな人が政治の中枢に入らず、中心にいるのはタヌキおやじみたいな人ばっかりなんでしょうか


野田首相ドジョウすくい
おじさ~ん、もうカチカチ山っしょ