如月中尉は特務士官か? | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


如月克己 


 いきなり如月中尉ですが、彼のキャリアは登場人物の中でも特に不明であり、如月ファンの方もいらっしゃるので彼の考察をしてみます。

 

 結論として私のブログでは如月中尉を特務中尉として扱っていきます。根拠として、作中で彼は「特務士官」と呼ばれていること。

特務士官・如月
    ジパング・7


 またジパングの解説本でも彼は「特務中尉」(上記の絵)と書かれていますので、特務士官ということに決定しました。

 

 如月が自動車を運転できるところもポイントですね。戦前は車の免許を持っている人は少なかったようで、滝も草加も海兵出は車の運転をしているのを見たことがありません。

 しかし当時の下士官の研修科目には自動車教習が入っていたので、その際に免許を取得したのだろうと推測しています。

如月・車運転中 
     車を運転する如月


 またジパング作中では角松二佐・菊池三佐らと対等に話をしています。もし如月が海兵出と仮定すると、中尉の階級では年齢が20代前半位となるので、兵学校卒業後のキャリアは34年といった程度でしょうか。

如月と角松 
  角松二佐と対等に話す如月中尉


 如月の階級と年齢が、35歳の角松・菊池よりかなり下で実務経験も少ないとなると、あのように自信に満ちた態度や行動は、「みらい」乗員に対して見せられないのではないでしょうか。

 

 如月中尉は草加少佐から優秀とのお墨付きがあったので、年齢的には昇進を早めて30近いか30歳程度で扱いたいと思います。