このニュース、「防刃チョッキで命拾い」なんて大きなテロップが入っているけれど、むしろ警察官が批判されるべき内容だと思うのです。
警察官が傷を受ける受傷事案は不祥事でしょう?
体を張って市民をかばって怪我をしたとか、やむを得ず怪我をしたのなら納得できないわけでもありません。
が、距離をとろうとして足をもつれさせたのは、警察官の自滅ですよね?
50代中年警察官が若くて体力のある若い暴徒に襲われそうになって、ピンチで冷静な判断ができなかったわけでもありませんよね?
同じ50代で、男性警察官を襲ったのは女性です。
男女差別の意図はありませんが、子供が学校の保健の授業で教わるとおり、男性は喉仏が出るとか、女性は丸みを帯びた体型になるとか、性差というものがあって、体力面において男女では条件が違います。
石器の槍を持っての山に獲物を追いかけていた原始時代から、狩猟は主に男性のすることで、生物の特徴として、男性は女性より戦闘能力が高い傾向にあります。
トレーニングをすれば、レスリングで何度も世界一になって霊長類最強などといわれる吉田沙保里さんのようにそのへんの男性なんか相手にならないくらい強い女性もいるでしょうが、同じようにトレーニングをしている男女なら、性別の条件でいって男性の方が有利です。
襲った側の女性はハサミを取り出したといいますが、警察官は、パトカー勤務員を中心に革手袋を日常的に着用している人がたくさんいます。
刃が露出している鋭いナイフと違って、閉じた状態のハサミでは切ることができません。
突き立てれば刺さるけれど、素手でつかむことも可能な凶器です。
ましてや革手袋を着用していれば、それほど脅威になる凶器ではないでしょう。
それで、記事によれば不意打ちを受けて怪我をしたのではなく、ハサミを取り出したので距離をとろうとして、足をもつれさせたといいます。
記事に書かれた状況なら、加害女性はハサミを取り出したといっても、不意打ちで襲いかかって先制攻撃で怪我をさせたわけではないはずです。
「警察官が、体力で劣るはずの同世代女性を相手に、まだ襲われたわけでもないのにハサミを取り出しただけでコケて失神した」というのは、なぜ批判されないのでしょうか?
足がもつれて転ぶなんていうのは運動不足の中高年のすることであって、職務執行のために逮捕術などの術科訓練をしているはずの警察官にはあるまじき行為ではありませんか?
このていたらくで、刃物を持って暴れている犯人を取り押さえることができますか?
不祥事でしょう、こんな事件は。
しっかりしてほしいと思います。