僕がこの事態に対応する責任者だったなら対応の方法の案が2つあります。

1つ目は、日本の報道官をして、このようにやり返すように言います。

「礼儀作法の未熟な人は、ときに誤って失礼な言動をしてしまうかも知れないけれど、相手側から抗議があれば、誤ったことに気付いてフォローを入れる。礼儀作法を知らない人は、普段から失礼な言動を繰り返し、相手から抗議を受けても、礼儀知らずなので自分の態度の過ちに気付きもしない。ところで、昔どこかの国の立派な人が、“過ちては改むるにはばかることなかれ”とか“過ちて改めざるを過ちという”という教えを残したそうですが、どこの国でしたっけ?礼儀作法が未熟な者も、過ちに気付いてフォローを入れれば、これを本当の過ちとは言わない。礼儀知らずの言動をこそ、過ちというのでしょう」と。

これは有名な、論語に書かれている孔子の教えです。

嫌味な言い方に見えるでしょう。


でも、例えば論語にはこんなことが書かれています。

“孔子季氏を謂う。八佾(はついつ)庭に舞わす。「これをも忍ぶべくんば、いずれか忍ぶべからざらん。」”


孔子が、季氏という人について言ったことです。

八佾の佾というのは舞楽の列のことで、八佾は8列でする舞楽です。

でも、この列は天子で8、諸侯で6、大夫で4などと、身分によって決まっていて、8列でする舞楽は天子の舞楽です。

それを、季氏は天子ではないのに、天子と同じ8列の舞楽を自分の庭で演奏し、舞わせたので、孔子は嫌味を言いました。

「こんな僭越なことをするようでは、どんなことをするにも忍びないことはないだろう」と。


あるいは、同じ八佾第三篇に、林放とか泰山とかのことを言っているところでも、やっぱり嫌味をいっています。

弟子が昼寝をしたときにも嫌味を言ったし、他にもたくさんあります。


正論で真正面から嫌味なことを言って謗るのは、論語にも多く登場することですから、昔の中国なら普通のことだったのだと思います。

中国の文化に従って、中国的なやり方で、正面から礼儀知らずを非難すればいいです。

国家間の対立が修復困難な状態になることを恐れないなら、報道官に言わせるセリフで、「どこの国でしたっけ?」に続いて「台湾だったかしら?」と付け加えれば、煽り効果が増します。

だって、旧中華民国の国民政府軍(蒋介石)と、現在の中華人民共和国の元になっている中国共産党軍(毛沢東)が戦争をした国共内戦で、中華民国は負けて金門島へ逃げ込んで現在の台湾になり、勝った中華人民共和国が現在の中国。

そして現在の中国は儒教的な教えなど中国の文化を過去に燃やして、処分しています。

孔子は古代中国の人で、現在の中国の人も台湾の人と同じように孔子の子孫、遺伝子でいえば流れを受け継いでいるでしょうが、文化的には受け継いでいるかどうか、わからないのが現在の中国でしょう。

文化を受け継いでいるのは中華民国であって、つまり台湾。

そこのところは歴史的に事実だけど、中華人民共和国は“ひとつの中国”といって認めようとしない。

だから、そこのところを嫌味に絡めてやれば、めちゃくちゃ怒るはずです。


僕なら中国報道官の高市首相呼び捨てに対しては、中国っぽく、嫌味な正論で正面からやり返したいところです。