あれ?

この子は高校受験に専念するためにYouTube休止宣言をした時も、1ヶ月と休まず次の動画を出して、その後の休止宣言も、今回1ヶ月と経たずに動画を出して、今後もYouTubeとボクシングを続けるって話しているのなら、つまり休止は明けたわけでしょう?

世の中には月に1本くらいしか動画を出していないチャンネルも普通にあるっていうのに、これは休止と言えるのでしょうか?


それはさておき、子供の頃からずっと野球だけを頑張ってきて、高校野球で甲子園に出場したような子が、「でも俺はミュージシャンになりたいんだ」といってほんの数ヶ月、ギターの猛特訓をしたらプロのミュージシャンになれますか?

なれませんよ。

「彼は天才だから3ヶ月練習すれば他の人が10年間努力を積み重ねて達する技術レベルを身につけることができる」なんて理不尽な話は、通常はありません。

同じように、同世代の他の子が小学校や中学校へ通って授業を受け、帰宅後にも宿題をやり、期末試験などのたびに徹夜でテスト勉強をして、なんなら学習塾にまで通って勉強している間に、ゆたぼん君はYouTubeやボクシングだけに専念して、中学生になっても掛け算九九を覚えていなかったのです。

中学3年になってからほんの数ヶ月勉強に専念しただけで他の子と同等の学力を身に付けたなんて理不尽なこと、彼が何十万人に1人の天才でない限り起こり得ないことです。

だから、彼が自己採点で友達の倍以上の点数を取っていたなんていうのも、何十万分の1の確率の、ほぼ起こり得ないことだと思います。

「期末テストの学年順位が上位だった」とか、「全国模試の順位で上位に入った」というような客観的な数字なら信用できるけど、そもそも自己採点はなんとでも言えます。

本当に倍以上の点数を取っていたのかなんてわからないし、確かめようがないのだからどんなホラでも吹くことができます。

そして、ゆたぼん君は、ボクシングの試合で自分より年上で体も大きく、実力も上手の相手と戦うのに「負けたら坊主にする」とか、大きなことを言うことがあったはずです。

ホラを吹いてもおかしくないと、私は思います。


もちろん、確かめる術はありません。

ひょっとしたら、彼は何十万分の1の確率の天才なのかもしれません。

でも、そんな低い確率が実際にあると考えるのは非常識です。

だから、これは特に確たる証拠があるわけではなく、状況から僕が想像した話に過ぎないのだけど、今現在の学力は壊滅的で、志望校のレベルを下げても合格は極めて難しい。

それで、下手に「定時制の高校を受験します」なんていって、それさえ不合格だった場合に、「自己採点では高かった、内申点は低いけど学力はあると自分では言っていたのに、ホントは学力もなかった」ということになるとカッコ悪いと思ったのではないでしょうか?

大きなことを言ってきたばっかりに、カッコ悪いのはプライドが許さないのではないでしょうか?

「今現在の学力が壊滅的でも、3年間努力すれば学力での遅れを取り戻して高校卒業認定を取れる可能性がある」というのがゆたぼん君の思惑ではないでしょうか?

私は、そのように想像します。

もしも私の想像が的中していた場合、記事に紹介されているコメントのように「通信制でも定時制でも高校へ行った方がいい」といってもそれらの高校に合格できる学力がなく、「本当にそれでいいのか?」といってもそもそも他に選択肢がないことになります。

ゆたぼん君の言うことを信じている人、どれだけいますか?

私は信じてないです。