ネット上に投稿している人は利用者のほんのひと握りで、しかも同じ人が投稿しているとは限らないので、立場の違う人がそれぞれ、別の主張をしているだけかもしれないというのはわかります。
わかりますが、誰がコメントしたのかなんてことは、こう言った記事には載らないので、「ネットのユーザー」という同じ集合のグループが言っているように見えます。
そして、同じグループが毎回矛盾した意見を言っているのですから、「この人達頭大丈夫?」と思ってしまうわけです。
でも、この記事に限っていえば、紹介されている「親の財産を子供が受け取れないのはかわいそう」などという意見は、思考停止した人が感情でものを言っている、愚かな主張だと私は思います。
例えば、相続税無しで20億円を相続できて、そのうちの半分、10億円が現金だったとします。
現金10億円を株式投資に注ぎ込んで、配当金利回り3%以上の銘柄に分散投資したらどうでしょう?
10億円の3%といったら3000万円です。
税金を引いた後の手取りで、年に約2600万円の配当金収入があります。
つまり、お金持ちの子供は親の財産を相続すれば一生遊んで暮らして、しかも資産運用でお金が稼げるから遊んで暮らしても資産が減らないということです。
これを、ネット上で度々批判される、いわゆる”上級国民”だったらどうですか?
親が公的な団体の高い役職に就いて、数年で退職金をもらってまた別の団体へ天下りして、役職の報酬と合わせて莫大な資産を築いたら?
で、上級国民の子供は親の財産で一生遊んで暮らせて、しかも子供だけじゃない、孫、ひ孫も、子孫がずっと、上級国民の一族はずっとお金持ちだとしたら?
それでも納得できますか?
相続税は富の再分配という、社会にとって重要な役目があります。
それに、ネット上では上級国民に対する批判は時々出るのに、その上級国民にとって都合の悪い、相続税を取られるのはかわいそう、親の財産は子供が受け継いだ方がいいという上級国民が得をする意見を主張する。
最初に書いたとおり、同じ人が主張しているのかどうかはわかりませんが、少なくとも、「相続税がなくなったら上級国民が得をするじゃないか」という反対意見は、記事に取り上げられるほど大きくない。
私なら、上級国民を批判したなら、同じ口で相続税を無くせなんて一貫性のないことは言いません。
それはろくに考えずにその場の思いつきでものを言っていることになりますから、バカの証明です。
私は馬鹿にはなりたくないので、言えない。
でも、ネット上には馬鹿なことを言う人と、馬鹿なことに対して「馬鹿なことを言うな」という反対意見を言えずに馬鹿な意見を受け入れる人が多いように感じます。
あまりに愚かです。
