定年、ピ。
冬になると車の燃費が悪く感じる人が多くいる。感じるだけではなく実際に気温が下がると車の燃費も下がっている。気温が低くなればなるほど燃費は下がっていく。冬以外の時期の燃費から北海道では約30%、沖縄でも約10%下がっている。
寒くなるとなぜ燃費が下がるのか。いろいろな原因があるがまずはエンジンオイルの粘度が高くなりエンジンの回転に多くのガソリンを使うようになること、次にエンジンを暖めた状態を保つためにアイドリング時に回転数を高く維持するようになること、さらにはスタッドレスタイヤの影響もある。スタッドレスタイヤは通常のタイヤやりゴムが柔らかく接地面が広くなる。接地面が広いと地面との抵抗が高まり燃費は悪化する。空気密度の問題もある。酸素密度が上がると多くの酸素を燃焼するためにガソリン噴射の量も増える。
では、冬の燃費対策はどのようにすればよいのか。スタッドレスタイヤの装着期間を短くするのが最も効果的だが雪や路面凍結の恐れがあるので安全走行に影響を与えるために余裕のある期間の装着を進めざるを得ない。燃費対策としてA/Cボタンをオフにすることで少々ガソリン消費量が減る。暖房はエンジン熱を利用していることからA/Cをオフにしても十分に暖気を取れる。ただし、窓が曇るときはA/Cをつけるべきである。タイヤの空気圧を適正に保つことも重要だ。空気圧が低いと接地面が多くなり抵抗が増し燃費が悪くなる。逆に空気圧が高すぎるとタイヤの寿命が短くなってしまうので気を付けたい。エンジンオイルも適切なものか確認したい。低燃費オイルを使用することで5%ほど燃費が向上するといわれているが大排気量の車には向かない。あと、走行前にアイドリングしてエンジンを暖めることも多いが、最近の車は技術革新が進みアイドリングが不要な車も多い。ゆっくりと走りながらエンジンを暖めることで燃費に貢献する。急加速や急ブレーキをなくすことも大切だ。
高騰していたガソリン料金がガソリン暫定税率の廃止によって少し下がったことはありがたい。その恩恵を冬場の燃費悪化によって相殺されてしまわないように節燃を意識してもらいたい。