確定申告(還付申告)を行ないました。 | 視覚障害投資家のHappy Days

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確定申告(還付申告)の季節がやってきました。
確定申告は2月16日からですが、払いすぎた所得税を取り戻すための申告=「還付申告」は1月から行なうことができます。

確定申告期間より前に還付申告を終えると還付金が早めにもらえるので、準備ができたら早めに申告するようにしています。

ということで、今年も証券会社から年間取引報告書が発行されたので、早速還付申告を行ないました。


僕は3年前から、マイナンバーカードをICカードリーダーで読み取る方式で申告を行なっています。
わざわざプリンタで印刷して郵送しなくていいし、提出書類も省略でき、還付金の振り込みも早いので、おすすめの方法です。


今回も、前年の申告データを利用して作業開始です。
昨年申告したときのデータを取っておくと、それを利用して住所や氏名、勤務先、生命保険の団体名、還付金受取口座などの情報の入力を一部省略することができます。

まずは、給与所得や支払った社会保険料などについて、源泉徴収票を見ながら入力します。
XMLファイルの源泉徴収票を発行してくれたらそれを読み込ませるだけでいいから楽なのに、うちの会社は全然対応しませんね。仕方ないのでPDFファイルを見ながら手入力していきます(←原始的…)。


次に、配当所得を入力。
年末調整を受けているのに還付申告を行なう最大の目的は、この配当所得があるから。
株式の配当を総合課税にすると、配当所得の10%を配当控除として税額から差し引くことができるのです。
配当金は所得税として15%が源泉徴収されていますが、僕の年収だと総合課税とすることで税率を5%にでき、さらに配当控除10%を適用すると、給与所得に対する税金から配当所得の5%分だけ差し引くことができてしまうんです。
ちょっと不思議な制度ですが、そんなこんなで今回は支払う所得税がゼロとなりました。


ところで、この配当所得の入力には証券会社が発行する年間取引報告書を使うのですが、今年からSBI証券ではXMLファイル形式での発行に対応してくれたので、とても便利になりました。
昨年までは源泉徴収票と同様にPDFファイルを見ながらの手入力を余儀なくされていたけど、今年からはファイルを読み込ませるだけで完了!本当に便利な時代になりました。



以上で収入についての入力が終わったので、続いて所得控除について入力していきます。
共済に入っているので生命保険料控除、iDeCoを利用しているので小規模企業共済等掛金控除を入力します。

後で気づいたんですが、共済についても今回からXMLファイルでの電子証明書を発行するようになったみたいですね。
来年からは忘れずぜひ使っていきたいです。


続いて税額控除として配当控除について確認し、住民税に関する事項を入力していきます。
今年から大きく変わった点として、「配当所得について所得税では総合課税、住民税では申告不要」としたいとき、今までは別途住民税の申告が必要だったものが、今年からは確定申告のここの入力欄にチェックをつけるだけで対応できるようになりました。
(まあ、先の税制改正大綱でこの「裏ワザ」が使えるのはあと3年だけになりそうですが・・・)


さあ、申告作業もいよいよ大詰めです。
ここで還付金額が表示されるので確認し、還付金受取口座を指定します。
こちらも今年から追加された項目ですが、ここで例の「公金受取口座」を指定することができるようになりました。マイナポイント第2弾がほしいので、「指定する」にチェックをつけておきます。



お疲れさまでした。
最終確認をして、電子署名をつけてデータを送信して申告は完了です。
今回の還付金は48,000円ほどとなりました。
3週間後ぐらいには入金されるでしょう。



ゆっくり確認しながら作業を進め、1時間ほどで終えることができました。
確定申告をするのは11回目ですが、前年データの利用やXMLファイルの読込など、いろいろと本当に便利になりました。
マイナポータルと連携させるとさらに便利になるとの情報もあったので、またそのあたりも考えたいところです。


確定申告、還付申告、慣れれば本当に楽なものです。
申告される方はぜひお早めに。