コロナ感染者の差別を許さない | 視覚障害投資家のHappy Days

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お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

僕の勤めている会社の関係者が、新型コロナウイルスに感染しました。
そして、会社から次の2点を申し渡されました。

①個人情報保護のため、感染者の氏名、および感染者を特定できる情報を口外しないこと
②取材等で感染者が出たかどうか尋ねられた場合は、「プライバシーなので、感染者が出たかどうかは教えられない」と答えること




①は当然です。
ただ、②については強い違和感を持ちました。

感染者を出したことは、悪いことなのでしょうか?


ほとんどの人は、新型コロナウイルスに感染しないよう万全の対策を取っていると思います。
今回感染された方も、マスク、手洗い等十分な対策をしていたと聞いています。
なのに、なぜ感染者が出たことを隠さなければいけないのでしょうか。

誰でもコロナに感染するリスクがあります。
もちろん職業や生活様式、居住地や年齢によって感染する確率は変わりますが、絶対に感染しない人など存在しません。
それなのに感染者を出したことを会社が隠すのは、感染者差別を助長することにつながってしまうのではないでしょうか。


当たり前ですが、感染者の氏名は絶対秘密にする。
ただ、感染が起きたことは認め、感染者が出たときの対応や苦労したことなどについて、皆で知を共有する。
そして、万が一「犯人探し」をするような輩が現れたら断固として対応し、その愚かさと無意味さを丁寧に説く。

これぐらいの対応は期待したいところです。



くり返しますが、誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性があります。
もしかしたら、明日あなたが感染するかもしれない。
いや、すでに今もう感染しているかもしれない。
感染者を差別しないことは、明日の自分を救うことにつながるのです。