こんなときだからこそ読みたい小説 | 視覚障害投資家のHappy Days

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お金について知識や知恵をもつことで、人生はより豊かになります。
すべてではありませんが、ある程度の問題はお金で解決できます。
お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

いや~、新型肺炎(COVID-19)の影響がバカにならなくなってきましたね。
アメリカをはじめ世界各国で感染者、死者が増え続けていることも大問題ですが、景気悪化がいよいよ意識され始めていることも気になります。
需要減少による原油価格の暴落、アメリカの長期金利急落によるドルの高騰・円の暴落、そして世界的な株価下落。
これから給料は上がらず、失業者は増えていくのでしょう。
僕のような契約社員はすぐ首を切られるんでしょうね。もう諦めて、今から覚悟を決めています。
また、株価暴落により、資産の減少も痛い。ただ、僕の場合は株主優待・配当ねらいの長期保有なので、今のところは耐え忍ぼうかなと考えています。


さて、気の重くなるようなニュースばかりで、気晴らしに外出することさえ躊躇われるときだからこそ、家でできる楽しみを持ちたいですよね。
僕のオススメは読書です。
しかも、こんなときだからこそ【パンデミック小説】はいかがでしょうか。
フィクションの世界を客観的に眺めることで見えてくるものがあります。

パンデミック小説・おすすめの3冊

★『首都感染』 高嶋哲夫
新型インフルエンザが大流行するお話。
時間軸・世界観がほぼ現在と同じなので、とても入り込みやすい。
現在の我が国の首相も、この作品に登場する瀬戸崎総理のように有能で先見性に富んだ人物だったら・・・と願わずにはいられない。

★『火定』 澤田瞳子
時代はかなりさかのぼって、奈良時代。都を中心に天然痘が大流行した、史実をもとにしたお話。
歴史小説って、歴史に詳しくないとちょっと読みにくいもの。でもこの作品は、まるで現代小説のようにすごく読みやすい。
原因不明の奇病の大流行に、地位も責任もある人が真っ先に逃げ出し、デマでひと稼ぎしようとする輩が現れ、一方で休みなく献身的な看護を行おうとする人達も・・・。1300年後の現在私達が直面している新型コロナウイルス禍に、何かヒントを与えてくれそうです。

★『ブラック・アゲート』 上田早夕里
刺されると卵を植えつけられ、幼虫が孵化すると身体中が蝕まれ死に至る――。そんなおぞましい”殺人蜂”が日本中に蔓延するという、考えただけで身の毛がよだつお話。
感染者を放置すると幼虫が孵化してさらに被害を拡大させてしまうので国は必死に管理しようとするのですが、「最後の時間」を希望もなく隔離され過ごすのは耐え難いもの。当然軋轢が生じます。そして、治療法を求めて隔離地区から脱出を図る者も…。


今回の危機も、いつかはきっと終息します。
それまで私達が生き残っていることを願いつつ、今できることをしつつ、できるだけ普通の日常生活を送っていければと願っています。