高等教育に投資しない国は衰退する | 視覚障害投資家のHappy Days

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お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

日本学生支援機構から、またひどいニュースが入ってきました。

 


奨学金、全員から保証料 財務・文科省方針 延滞の増加に対応

 

 

奨学金を借りる際、4%ほどを「保証料」という名目で強制的に徴収されることになるみたいですね。

これは、悪循環の始まりだと僕は思います。

高等教育の授業料は年々上がっている。なのに、大学を卒業しても十分な収入を得られない人が多く、そのため奨学金を返せないという事態が多発しているのです。
「保証料」を取ることでその穴埋めをしようという考えですが、現状のままだと奨学金を返せない人が増え、さらに保証料を上げることになりかねません。
そうなったら、機構はどこまで保証料を上げるのでしょうか。


今すべきは、高等教育の完全無償化です。
そうすれば、学生は将来の不安を抱えながら奨学金を借りる必要もなく、学業に専念することができます。
人手不足と言われている時代。企業は見合った賃金を払い、人を雇わなければいけません。
それが結局は少子化の歯止めとなり、税収アップとなり、よい循環を生むことになるのです。


高等教育を無償化するお金がない?
スピード違反や信号無視をすべて取り締まり、反則金をきちんと徴収したらどうでしょうか。
労働基準法をきちんと適用し、少しでも違反した企業からは科料を取ればどうでしょうか。
本気でやれば、軽く10兆円は集まるでしょう。
そして、国民が法律を守るようになれば交通事故は減るし、過労で命を落とす人も減るでしょう。いいことづくめです。

政府には、もっと大局的に物事を考えてほしいものです。