この旅行の夕飯で2回も食べに訪れたニースの海岸線をドライブしながら
コートダジュール空港に向かう。
夜の景色も素晴らしかったが、明るい海岸もまた素晴らしい。
イメージ 1
車窓から第2次大戦終戦記念碑を見たり、
イメージ 2
TOTALのガソリンスタンドを見たり、
イメージ 3
アレコレと最後のドライブを楽しんでいたら、あっという間に空港に到着。
イメージ 4
1日中、観光を手伝ってくれたフィリップさんともお別れだ。
名刺をいただき次は直に指名してねと言われたが、いつになるやら。
 
行きは旅行会社の担当者が搭乗券を発券してくれたが、ここにはいない。
あたふたと自分たちで発券を済ませた。
チェックインをして、機内預入れのスーツケースを預ける。
こんな重い荷物をゴロゴロしながら広い空港をウロウロしたくない。
イメージ 10
エールフランスは機内預け荷物の制限重量は23kg。
カウンターでパスポートと搭乗券とスーツケースを渡す。
「ぼんじゅーる。ばげーじ。しるぶぷれ。」
ふとハカリの画面に目をやると"25.2kg"と表示されている。
重量オーバーと判断されれば追加料金が必要になる。
あせってカウンターの女性担当官に視線を合わせる。
頼むよぉって表情でこちらの意思を送る。
しばらく考え込んだのち、女性担当官はニコッと微笑んで
黙って荷物を受け取ってくれた。
「めるしー!めるしーまだーむ!」心の底からお礼を述べた。
 
ホッとして気が緩んだためか、写真を撮る余裕も出てきた。
ルノークリオが展示してあった。
イメージ 5
ユーロの小銭は日本に持って帰っても円に換金ができないので、
ドリンク自販機で使う。それでもどうしても余るけど。
イメージ 6
パリで乗り継ぎがあるため、コートダジュール空港から
シャルルドゴール空港までは国内線になるのだが、
パリで外に出ることはないので、ここで出国手続きを済ます。
例の金属ピンポーンで手持ちバッグがひっかかる。
行きでもピンポンが鳴ったので、原因はわかっている。
クルマのカギにキーホルダ代わりにつけているスナップオンのレンチだ。
だからすぐ取り出しやすいバッグのポケットに入れてあったのだが、
そこに一緒に入ってた正露丸が問題になった。
イメージ 7
やたら刺激臭を放つ黒くて丸い玉をパックに入れてある。
ワンパケいくらの怪しいクスリだと思われているようだ。
検査官からこれは何だ?と問い詰められる。
必死に腹痛の薬だと説明するが言葉の壁は厚い。
ややあって、ようやく理解してもらい解放してもらった。
正露丸くらい日本人みんな持ってきてるだろうよ。
知らねぇのか、フランス検査官は!
 
搭乗までの時間は免税店で最後のユーロ買い物をした。
マカロンを山ほど買い込み、フランス買い物もこれで終了だ。
ややフライト時間が遅れていて、乗り継ぎのある俺たちは、
肝を冷やしたが、無事に飛行機へ乗り込みパリに飛び立った。
 
シャルルドゴール空港に到着し、時計を見ると意外にも
時間の余裕があった。
帰りは偏西風の影響で少し飛行時間は短くなる。
とはいえ、これから10時間はエコノミー席に詰め込まれるので
これでもかとタバコを2本吸った。
イメージ 8
搭乗時間が来て飛行機に乗り込む。
帰りの便もエアバスではなくボーイングだった。
例の小さいモニターの席だ。
離陸後しばらくして機内食が出てきた。
イメージ 9
なんとも言いようがないくらい普通。普通の味とメニュー。
とっとと食べて寝た。