5月9日(金)
 
既に飛行機の中で日にちが変わっていた。
モンテカルロ駅の構内から出ると、そこはもうグランプリ一色に染まったモナコの街。
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とうとう憧れの街にたどり着いたのだ!2ちゃん風に表現すると、
キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
こんな感じか。
駅舎の外にはこんなモニュメントもあって、気分がますます高揚してくる。
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コースを早く見たいという、はやる気持ちを抑え、まずは観戦券の引き換えにチケットショップに向かう。
モナコという国は世界で2番目に小さい国だ。
平面は小さいので、街は縦方向に広がっている。つまり高低差が激しく坂道だらけなのだ。
モナコは6つの地区に分かれていて、駅があるのはモンテカルロ地区。
観戦するのはラ・コンダミーヌ地区、その他4つの地区がある。
旅行会社にもらった地図ではいまいち位置関係がつかめない。
ウロウロ彷徨ったあげく、どうにかこうにかチケットショップを探し当てた。
 
カタコトのフランス語、英語、身振り手振りでなんとかコミュニケーションをとり、
無事に2日間分の観戦チケットをゲットした。
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予選はTスタンド、決勝はKスタンドだ。出発前はVIPスタンドも申し込みをしようと考えていたが、
おそらくスタート・ゴールの直線しか見れず、間近でマシンを感じることもできないと思い、やめた。
同行者2名は予選日分だけVIP席をとったようだ。
 
もうコースが見たくて見たくて、いてもたってもいられない。
同行者2名を急かすが、さすがリピーター達。
一大決心旅行の俺とは違い、いつもの旅行のひとつなのだ。
余裕シャクシャクで、まずはランチを食べようという。
確かに腹はペコペコだったので、ひとまずランチで落ち着こうと同意した。
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このモナコの景色を見ながらパスタをいただく。なんというロケーションであろうか。
美味しいパスタがさらに美味しく感じる。
ランチを済ませた後、そそくさとコースへ急いだ。
 
今日は練習日なので、各チームがそれぞれ時間を区切られながらも最終調整をしている。
しかもチケットいらずのフリーパスなので、決勝のスタンドにどうやって行けばよいかの下見も兼ねて
ひとまずコースに急いだ。
2週間後に行われるF1GPに合わせ、街は見事にバリケードだらけ。
チケット買わなきゃどうやってもレースを見ることができないようになっている。
いやでもエキゾーストノートは街中に響き渡っていたけど。
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どうだ!これがモナコだ!
毎年テレビ越しに見ていただけの景色が眼前に広がる!
来月40歳のおっさんが少年のようにはしゃいだよ。
 
スタンドに腰を掛けた時には、とっくに練習が始まっていた。この時間に練習走行をしていたのは
1950~60年代のマシンたち。練習だからかドライブなのか、ノーヘルのおっさんが流してた。
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1時間ほどこの状況に目を奪われながらも、じっくり見るのは明日、明後日の本番だから、
今日はモナコ観光をしようじゃないかと同行者からの提案があった。
確かにその通り。だって俺、エンスーじゃなくてミーハーなんだもん。
せっかくモナコまで来てグランプリ以外何も見ないなんて硬派な旅行はできないぞと思っていて
なんならひとりでも観光しちゃうぞって、事前にモナコ観光スポットを調べてあったのだ。
 
よし、そうと決まれば観光にいきましょってことでコースをあとにした。
スタンドを降りきって見上げてみるとそれはすごい骨組み。
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グランプリ時の観客収容人数12万人を誇るモナコGP。
街中のこの観戦スタンドを毎年組んで、すぐ撤去という作業をしているのか。大変そうだ。
観客席組み立て作業員の苦労を感じ、ひとまずコースをあとにした。