〈ニジンスキー〉観劇記録 & 事件! | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

照明が当たっていない時は、ただの灰色のセットなのに場面ごとに異なる照明で万華鏡のように美しくなる。

 

 
4/16

 

初観劇。

 

3部作のひとつ〈ディアギレフ〉の方のディアギレフ(ジョングさん)に「自分がひどい事しておいて、最後に『自由に踊るんだ!』なんて、ふざけんなよ!むかつき」と感じたのだが、

 

ジェヨン団長は最初からカリスマ溢れる支配的な人物なので流れが自然。このディアギレフ良い!

 

結婚するなどといきなり聞かされて怒りに燃えるのも当然あるだろうが、踊ることに関しても自分の枠から外れることを許さない人だと納得できる。思うに〈ディアギレフ〉は恋愛要素ばかりが強かった気もする。(私が見た〈ディアギレフ〉は2022年版)

 

 

ディアギレフもストラビンスキーも非常に長身なので、間に挟まれたフィ君がちっちゃくて可愛い。決して可愛い演技を目指してはいないのだけど、団長に蹂躙されるニジンスキーとして、なんか丁度いい。173cmあるので、隣にくればデカいはずだが。

 

ニジンスキーの歩き方や動作の一つ一つに研究の成果が現れてるなーと感心する。素人目には十分バレリーノに見える。

 

ついこの間、〈ロミオとジュリ〉でガサツに赤ん坊のオムツ換えてたのに…なんて思いがよぎる。ニヤリ

 

 

外に出たら同じ建物で上演中の〈プライド〉に出演のイム・ジュファンさんが退勤をしていたので1枚撮らせていただいた。(嘘です。動画も撮りました。)

 

 

 

5/14

〈ベア〉のピーターとジェイスンとナディアがいる〈ニジンスキー〉。(同じ制作会社だしね)

 

〈ベア〉の初日演技がショッキングだったジェハン君。ストラビンスキーのキャラクターの方がお似合いな気がする。結構良い。

 

ソンユン・ディアギレフも〈ディアギレフ〉の時はニジンスキーとの関係がネチッこく感じられて余り良い印象ではなかったが、〈ニジンスキー〉だと大丈夫な感じ。やはり作風が異なるからかもしれない。

 
元ナディア/現アイビーのガヒョンちゃんは、前回のダギョンさんよりもきゃぴきゃぴした感じ。〈ベア〉では聞けなかった高めの可愛らしいナンバーが私には新発見な感じで楽しい。
 
「M7.ゲームを楽しめ」で、ディアギレフが手品のような手さばきを見せる(はずの)時、消えているべきのコインが消えてなかったりして、ニジンスキーの「あるじゃん!」みたいな反応で笑いが起こっていた。ある意味お笑いコーナーなので、そういう失敗もその日だけのお楽しみということで。
 

 

 

5/23

 

最後のニジンスキー。パク・ソニョンを入れるのに苦労した。

 

今夜の 「M25.どこにでも」 は特に感動的だった泣くうさぎ

 

ディアギレフ、何泣いてんのよ!

あんたに泣く資格なんて無いでしょっ❗️

という気持ちもよぎる。

 

ジョングさんは微笑んで見守る雰囲気があって、ソニョン氏もどこか庶民感というか基本は「情」みたいな感じだ。

 

ニジンスキーがペトリューシカのツアーはやらない!と言い捨てて去った後、ディアギレフとストラビンスキーの言い合いがトゲトゲしくなくて、アドリブ多めの漫才みたいになっていた。

 

基本カテコ撮影はセミプロの方々にお任せするスタイルなのだが、この頃なんとなく撮ってしまう。最後ズームして失敗しちゃったので、写真を頂いてきた。

(他のニジンスキーも)よく頑張りました。二重丸

 

 
 


 
以下はプチパニックと愚痴の記録。愚痴だから長い。
 
もともと3回目の5/23で今年の〈ニジンスキー〉は終了予定だったが、諸々の誘惑に負け6/5〜9の密航を決めていた。
 
①〈ベア・ザ・ミュージカル コンサート〉でパク・チュニの歌を聞いたら、彼のピーターがとても良さげ。しかも7月まで〈ベア〉を待つのもつらい。
 
② 諦めていた彼のニジンスキーも見たくなった。
 
③ 怖いジェヨン団長をもう一度見たい。同時にストラビンスキーもオールクリア。
 
④ ヒョンソクの〈ドリアングレイ〉に未練が残りすぎて諦めきれない。
 
⑤ ついでにユガンドリアンも見られる。〈ホーリー・イノセント〉での妖しく美しい姿が瞼に浮かぶ。
 
これだけ理由があれば密航も価値がある…などと考え、具だくさんな日程を作成した。
 
6/5夜 ベア(チュニ)
6/6昼 ニジンスキー(フィ、ジェヨン、ドハ)
6/6夜 チャミ(1年ぶりのファンジ)
6/7昼 ドリアングレイ(ユガン)
6/7夜 ワイルドグレイ(ミンジン、ギボム)
6/8昼 ニジンスキー(チュニ)
6/8夜 ドリアン(ヒョンソク、ジュニョン)
 
ところが…
 
家を出ようとしていた5日の朝、Xのタイムラインに謎なコメントが流れはじめる。とあるミュージカル俳優に関してなにやら炎上しているらしい。調べていて電車に乗り遅れそうになる。
 
どうやらパク・チュニに関するスキャンダル?「今夜彼を見る予定なのに、見ながら変な連想してしまいそう。それ以前に、キャス変になったりして~」と、お気楽に考えながら搭乗。
 
ソウルに到着し出迎えたのは「本日の〈ベア〉はキャスト変更、キャンセル無料」「パク・チュニ、出演作から軒並み降板」といったニュース。大事件じゃん!
 
〈ベア〉のチケットは人に取ってもらったので、入国審査の列に向かう間にも「どうする、キャンセルする?」と連絡が入る。
 
どうする?本当は5日の夜は用があったから、キャンセルして本来の用をするべきか?
 
8日の〈ニジンスキー〉もキャスト変更だ。キャンセルするなら、何を見る?7月の予定を前倒しにすると、そっちも組み直しになる…。
 
どうする?
 
どうする?!
 
事件そのものに対するショックと共に、軽くパニック状態。
 
〈ベア〉の代打はもともと見たかったビョンフン君だし、コンサートで好印象だったジェイスン役のスホ君を応援する意味でも予定通りに観劇することに決定!
 
明けて翌日6/6(金)の午前中。
 
6/8の〈ニジンスキー〉はジュヒョプ君に交代である。悩みつつ、こちらはキャンセルに決定。〈ニジンスキー〉自体名作ではあるが、分かりやすいと言うか、深堀して様々な解釈が生まれるタイプの作品ではない。もともと足りない枠、そこまで回転しなくても…。
 
それなら、たくさん待機している2軍からどれを持ってくるか、あーでもないこーでもないと検討を続ける。微妙にキャストがハマらない。7月のビョンフン君〈ベア〉はキャンセルして、そちらもシャッフルしなければならない。
 
そうしながらも、ちょうど発売予定だった過去作品〈スモーク〉OSTの発売延期までが決まる。彼の歌うナンバーを削除して作り直すのだと言う。そこまでする?!激震だ。ソウルでの受け取りを頼んであるので、それに関して対応が必要かどうかの検討もしなければ。
 
付け加えると、〈ニジンスキー〉の多回数観客特典のOSTも削除のため配布延期になった。
 
時折ミュージカル仲間の呟きを読んだり、「びっくりだよねー!」なんてやり取りもする。思考回路のかなりの部分を取られている。
 
あっという間に13時過ぎ。マチネの〈ニジンスキー〉の前に食事もするからそろそろ出かけるか、と思ってスマホのカレンダーを見る。上演開始時間が14時になっている。
 
14時?
 
マチネは16時からじゃないの?目を疑う。
 
そうだ。6/6は韓国の祝日韓国なのだ!だから通常のマチネ時間ではなく、祝日スケジュールなのだった。ガーンガーン
 
今は13時26分で、ここは遠くて安いホテル。即刻劇場に向かっても、もはや間に合わない。怖いジェヨン団長も、最後のフィ・ニジンスキーも、見られると思ったドハ・ストラビンスキーもすべてが消えてしまった。
 
全身を包む虚無感。絶望
 
そりゃあ、はい、確認しなかった自分が悪い。でも、なぜ確認しなかった?一瞬スケジュールを見れば済むことなのに。
 
正直、入国してから余裕が無かった。〈ニジンスキー〉のキャンセルを決めたは良いが、電話ができないのでメールでキャンセルを頼んだり、雑用が多かった。キャパオーバー。
 
ちなみに、メールではキャンセルできない、1:1の問い合わせから手続きしろと後日返信があった。1:1をやってみたが「送信されました」と出たのみで動きはない。帰国日からYES24がダウンしてしまったので、その後の経緯は全く分からないが、キャンセルできなかったのだと予想している。
 
つまり要約すると、お金は払ったが見なかった〈ニジンスキー〉が2回分ということ。悲しいガーン
 
今から考えると6日のチケットだけでも受領しておけば良かった。でもその時は余裕が無かった。
 
フィ君消えたのが悲しくて、6/8マチネは〈ワイルドグレイ〉に変更した。4月に見たのと全く同じキャストで効率悪いけど仕方ない。
 
これら全ての騒動が、ある朝SNSにアップされた写真3枚が示唆するプライバシーに端を発していて、制作会社として損害賠償請求もあり得る事態でありながら、法的に誰の責任が問われるべきなのか良く分からない。やはり、俳優?制作会社はもちろんの事、プライベートな事情でなぜ私のような観客までが被害を受けなければならないのか、釈然としない。通りすがりに他人の喧嘩に巻きこまれて殴られた気分。
 
個人的に知り合いでもないカップルのトラブルなど何の興味もないが、プライバシーを見せつけられたショッキングな写真がトラウマになりそうだ。そもそも行動を起こした人物の用意周到さを考えると怖い事件だった。社会的に抹殺してやる!という強い覚悟だったのか?心中お察しはするが、勘弁してほしい。
 
事件て、何?と知りたい方は、「박준휘」で検索すると、記事やニュース映像が出てくると思います。チーン