嵐の夜、メレデスとエリックは1年前にひどい火事で死んだメレデスの婚約者、エドモンドの墓の前に立っている。
エリックはこれまで隠してきた自分の気持ちをメレデスに告白し、メレデスはエリックにエドモンドを追悼する時間をくれと言う。
一人で残ったメレデスの前に現れた見知らぬ男。彼は自分をエドモンドだと主張する。
自分は火事の中でなんとか生き延びたが、顔にひどい火傷を負って移植手術を受けたと言い、自分を死なせた犯人がいると打ち明ける。
そして火災現場に一緒にいた親友のエリックを犯人として名指しするが・・•エドモンドの死をめぐる秘密が明らかになり始める。
友情と裏切りをめぐって繰り広げられる真実ゲーム、誰の言葉が真実なのか。
火災で消えたその日の夜、もう一つの消えた事実がメレデスの手に握られる。
1967年、英国サウスウエストの深夜、古いクラブ「マーティン」で特別な公演が開かれる。ここで初演奏を始めたリトルジャック(LITTLE JACK)のカムバック舞台。 慣じみの音楽が公演会場を埋め、照明がつくと、古いギターを下げた彼がマイクの前に立つ。 そしてジャックは自分の歌になったジュリーについて話を始めるのだった。
「愛だけがあなたの天才性を蘇らせることができます」
情熱を失った天才作家シェイクスピアと
彼のミューズになった女性
彼らが舞台で書いていく胸がときめくラブレター
1593年ロンドン、演劇の台本を書く貧しい作家シェイクスピアは、「ロミオとエーデル、海賊の娘」という新しい作品を書いている。
そんな中、演劇オーディションでトーマス・ケントラという名前で男装をした金持ち商人の娘、ヴィオラ・デ・レセプスに出会い、彼女(彼)を劇団に採用する。
宴会場で本来の姿のヴィオラに偶然出会ったシェイクスピアは彼女に一目惚れするが、ヴィオラはすでに貧しい貴族ウィセックスと婚約した仲。
しかし劇団に入ったトーマス・ケントがヴィオラだということを知って二人の間は親しくなり、秘密裏に愛が芽生える。
ヴィオラとの愛を通じてインスピレーションを受けながら、シェイクスピアは「ロミオとジュリエット」を執筆し始める。
一方、ローズ劇場では女性俳優がいるという事実が発覚し、当時タブーと思われていた規定を破ったヴィオラの正体が明らかになる。
結局劇場は閉鎖の危機に瀕するが...
果たして彼らの愛と「ロミオとジュリエット」の運命は?