韓国語読みの〈サリエル〉で行きます。
8/21
始まってしばらくは、
サリエル(四男ヒョンソク)が「脚長い!頭小さい!何このスタイルの良さ!脚長い…」以下繰り返しで雑念まみれ。
クラッシック風発声のレッスンを受けたそう。あんな声も出せると表現力が増すだろうと思うし、役者としてサリエル役は演じ甲斐があるとは思うけど…
ミーハーファンとしてはジェラス的なカッコいい姿を見たい。役者の心客知らず。ジェラスのヒョンフンさん、カッコいい!
霊感を得て作曲したら、無意識にモーツァルトのスタイルを追随しているのに気づいて、自分が消えていってしまうのを恐れる切り口は、演劇の方の〈アマデウス〉には無かったような気もする。
とにかくサリエルがずーっと苦しんでるのは間違いない。重苦しい。
ジェファン君はこれまで見た中で一番はまり役に見える。なんか、もう、モーツァルトだ(表現力)。
モーツァルトも「サリエルに勝ちたかった」のはドラマ的に面白い。彼にもジェラスはいた!皇帝にもいたし、ジェラスは不滅。
感情も音楽も圧が続きすぎて疲れる場面もあったけど、総じて面白かった。
衣装は綺麗だし、音響さえもう少しシャキッとすれば、格段にグレードアップするんじゃないか?冒頭の音楽がゴージャスなのに音響酷くてびっくり。〈ベンジャミン〉の時はここまで感じなかったけど、録音だから余計なんだろうか?
この日の光化門。今年は湿度が高くて汗ダラダラの夏だった。
9/12
韓国到着日のソワレ。フライトが早め到着の上、空港も空いていてあっという間に脱出できてしまい、予定外だったが大学路でマチネを見てしまった。
その結果、あたふた移動が続いて疲れ気味。
꽃미남들이여!나에게 살아갈 힘을 주라!
「9等身、おかしいだろ」といつも一番最初に思うヒョンソクさんなのだが、もっと「おかしい」ジェラス!
Kポ歩きで登場して、ヒラヒラっと1回転してソファに座る姿も美しく。コレが噂のテヤンジェラスか〜
それにしても手足が長い。長いだけじゃなく細い!
ヒョンフン・ジェラスはアゴ上げ気味で推しても引いても動じない力の強い獣チックな怖さがあったけど、今日のジェラスはだんだんクモに見えてきて、手を広げたら女郎蜘蛛が重なって見えて、絡め取られそうで、リアコだった(リアルこわい)
9/16
地味に応援しているドンス君モーツァルトを見に来た。
ドンス君可愛い。声も可愛い。この役を満たすくらいの実力は前からあったから、今後も活躍を祈る。(チョ・スンウ率いるグッドマンストーリー所属なので真面目にやりさえすれば大成しそう。)
でも솔직히…目はジェラスを追いぎみ?昨日のサネ(死賛)は今日のジェラス。昔気になった発声の感じが今は平気なので、私の萌えを妨げるものはない!
ジェラスのジュニョン氏はすっごく上手いから素敵なのもあるけど、見た目も素敵に生まれついて良かったねえ、と思う。
楽長様はこんな声出せるよー!ってよりは、いつもと同じ(凄い)声なので聞いててラク。
軽く興味ある程度のメンツって、逆に作品自体に集中できて良い。
唐突に「白鳥の歌が始まる」って進行するのが不親切だなーと思ってるけど、ジェファン君だと落ちぶれて具合悪そうなのが一目瞭然だから察するわけで、ドンス君はその落差がちょっと少なかったかもしれない。
サリエルがモーツァルトを手伝って楽譜を書いてあげる時、ジェラスが弱まるのを今日初めて見た。(前2回の記憶がないのは、いつも寝てるんだろうか、私。)
そのあたりからジェラスの様子がコロコロ変わり続けるので、それ見ているのが面白かった。
激情のやり取りの話は好きなはずなのに、この作品の激情はなぜ疲れるのか?デカい音で激情を表現するパターンが多いような気もする。すると、音響問題にも多少の責任はあるかもしれない。
最終的には、どう転んでも〈アマデウス〉の方が名作と思うので、どうせならあっちの激情を見たいという気持ちは抑えきれないのであった。
だいぶ秋めいてきた9/16の空。光化門に行くとソウルキターっ!という気分で写真を撮りたくなる。