〈エミール〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。


7/26

新作を見る時は、決してすらすら理解できるわけではなく、今回も当たって砕ける覚悟でエミール。


エミール・ゾラが謎の死をとげる前の一夜の物語。


ある晩、謎の若者が訪れる2人劇…って聞いたら、〈ザテイル〉とか〈バージニア〉っぽく


若者って、もしかしてゾラの若い頃の姿?とか、登場人物と同じ名前だから作品から抜け出した人?とか想像したら全然違って(多分)


「真実」と「真実を守ろうとする人々」に関するお話だった。(多分)


非常に評判が良いので期待していたら、とっても社会派の格調高いお話だった。(私の教養レベルが追いつかないタイプ)



8/25


色々あるけど、とりあえずジウ君のこのナンバーを生で聴けただけでも、来た甲斐があると言うもの。


これも良かった。


前回でクロードの立ち位置が分かったので、今回ようやく全体を把握できた感じ。


クロードが登場する事によって、エミール・ゾラの最後の夜に彼の思いを聞くことができる。


エミールと共に時間を過ごすうち、ある意味大衆を代表するクロードも変化する。…ゾラの運命は変わらないけど。




真実の声を上げた彼は自宅で生涯を閉じるが、現実に煙突から毒ガスを入れられた疑いがあるそうだ。


実は作家さんは、韓国で起きた事件にクローズアップしたかったのだが、その事件を取り上げるとなると膨大な背景説明が必要となるので、同じ性格を持つエミールの話を取り上げたのだそう。社会派そのもの。


でも堅苦しい昨晩ではなくて、2人の本心の探り合いはドキドキするし、音楽のバリエーションは豊かで美しいし、良くできた作品だった。