〈ベア・ザ・ミュージカル〉観覧⑥〜⑩ | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

前半はこちら。



⑥ 7/2

ようやくジェウン・ジェイソン。

 

何よりも歌唱力がジェイソンぽかった!オーラもあったし。初期はどうだったか分からないけど、ジェイソン認定!

 

初演では声出ない、音程外れる、のディアナアイビーが、ちゃんとアイビーになっていた。ほっ。

 

アラン役シン・ジュンソク君、美声だ〜おねがい

 

上の階のキャスボだとくまちゃん付き。

 

この週はポラデー(くじ引きでポラ券が出ると、公演前後の写真を中が見えない状態で選べる)である。

 

ポラに特に興味ないんだけど真顔

 

引いた瞬間、目も当てられないほど顔がでへでへ〜デレデレとなりかかったのを、最大出力で無表情真顔を取り戻したのであった。(こんなものがなんで嬉しいんだか。)

まずはポラ券を引けば当たり!しかし、ポラはランダムなので誰が出るかは時の運。ピーターなら大当たりと言えるはず。後日マットを引いたときはチッと思ってしまった。ごめんなさい。

 


 

⑦ 7/4

かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいピーター笑い泣き

 

孫のように可愛がりたい。

 

決闘場でロミオが倒れたマーキュシオを抱きかかえるシーンで、誰にも見えない角度だからジェイソンにウィンクしたり、甘える顔したり、もう…反則!

 

サンユン・マットが好きだ。なにしろ歌が上手いし、演技も細かくていかにも"촌스러운"な感じ。いつも2番だと言うナディアから思わず成績表をひったくるけど謝るの、ジェハマットはやらないの物足りない。

妊娠話を聞いてしまった時のショックより、その後のジェイソンの態度に怒りが燃え上がるのも良い。

 

ユハアイビーがいつの間にやらアイビーっぽくなった気がする。キスを迫る表情とかなかなか色っぽいOK

初日は学生公演のようだった子達がだんだん上手くなるのを見るのも楽しいものだ。


しかし、レイブパーティの衣装が東大門のアジュンマが着るような柄なの、あれってオシャレなのか?

 

へごん(혜화로운공연생활)の勉強放送で、今の時代的に見るとファッションセンスがちょっと…と出演者も言ってた。ピーターが借りる服も同じだし、変えられないのねチーン

 

99年生れのソクチュン・ジェイソンがピーターのことを「ジェユン・ヒョン」て呼ぶからびっくり。97年生だったびっくり!兵役を済ませたと言ってたっけ?だからか。後は活躍するだけ。




⑧ 8/20

ファイナルウィーク スタート。


今日の決め手は実はサンジュン・マット。あまり縁が無かったから最後にもう1回!


初日以来のジェハンジェイソンも変身を遂げているらしいので期待して見たら、ジェイソンの自己肯定感の高さが滲み出て輝いてるし、初演では普通の子だったのがちゃんとジェイソンになっていたー!


そしてこのジェイソン可哀想かも!ピーター大好きで、すがりつく感じ強いかも!


ピーターが憎らしくて演じるギボム君まで嫌いになった知人の気持ちがほんのチョッピリだけ分かった。


でも、「最後ピーター(P)がジェイソン(J)を受け入れてやり直してくれれば良かったのにびっくりマーク」というご希望は到底受け入れられない。(キッパリ)


Pは「自分を偽って生きることの苦しさと罪悪感に苛まれてもう限界」路線なので、単に「逃げよう」と言われても「いいよ」とはならないのである。恋愛を超えた生き方の問題だから、振り出しに戻ることはできない。


(でもこれ、知人はギボムP、私はジョンウォンPを念頭に置いて話しているので、本当は噛み合わない会話なのかもしれない。)


サムネイル

Pがカミングアウトを望みさえしなければ、Jはこれまで築いてきた姿で幸せに生きていけたのに。だから悪いのはP。


Jは、自分の個性の発露としてああいう姿になったわけじゃなく、親や周囲の期待に応えるために常に演じてきたわけで、自分の望みや考えに背を向けて生きてきたわけだから、虚構の姿を「築いてきた姿」って言えるんだろうか?

 
サムネイル


(ジョンウォンの)P:自分にとって何が大切なのかを自覚していて困難と戦っても守ろうとしている。自分を偽って生きる苦しさに限界を感じている。最も大切なのはJ。


Jが女学生たちに気が無くもない態度を取り続けるのを黙って見ているしかないのが耐え難い。誕生日パーティで自分よりアイビーを優先させるJにひどく傷つく。特にアイビーを危険視するようになり、嫉妬もしている。


J:父親の期待に応え、世間の称賛を得ることが最重要なので、常に演技をしている。縋りつくような態度をとったのを謝りたいというアイビーに「いや、可愛かった」と機械的に答えるのは、常に八方美人的対応をしている例。(アイビーが誤解して当然!)


常に他人の価値観で生きているので、本当に自分が何を欲しているかに気付けない。Pに対する自分の想いさえも。これまでの生き方を続けるならPを捨てるしか選択肢はない。Pを失うのが現実になってから慌てだす。


成績は良いが生きる知恵に欠ける。例えば「あの日は安全じゃなかった」の意味が通じない。関係を結んだらどうなるか何も考えてないから?そして最終的に諸々の解決策の中から最も極端な方法を選択してしまう…。


キョロキョロどうしても長男P寄りになるとは言え、Jに厳しすぎる?


いや、だって、Pが復縁したのは、Jがアイビーと寝てないと言うからなのに、子供まで作っておきながら嘘をついたのを許せるはずない。多分堕胎の許されていない社会だと思われるので、シングルマザーになるしかないアイビーを捨てて逃げるとか、あり得ない(のは私の感覚か?)


どちらにせよ、愚かさの点では両者とも似たり寄ったり。所詮17~18才の、まだ人生の本番が始まってもいない子供達のお話だから。「ロミオとジュリエット」が芸術的な悲劇であると同時に、知恵に欠けた子供達の物語であるのと同じだ。


でも、だからこそ哀れに感じる。





⑨ 8/22

座席がCの1列目なのだが…困る距離感!椅子をバン!てするたびビビりそう…なのは良いとしても。


ジェユンPは最初に座っている後頭部からして可愛い。(ヘアスタイリストさんのお手柄?)可愛いけどJより人生をまっすぐ見つめているわけだ。


ジェウンJは一番好きかもしれない。10周年で続投してくれないだろうか。



最前(しかもサイド)だと全体見る上で失うものが大きいが、後ろや脇にいるマットやナディアやアイビーの表情がよく見えたからなのか、なんだかとっても満足で燃え尽きた感がある。


思うに、本気度がびんびんと伝わってきたから余計に、ほぼ全員ダメダメなこのキャラクター達が演者に関わりなく愛おしいので、エンディングの気分にずっと支配されていたのかなと思う。


一つ欲を言えば、あの席でボラムさん見たかった。ボラムさん率全体の2割で悲しい。




⑩ 8/25

5/22の初日から今夜の千穐楽まで毎月見守ってきたベアも終わり。チケットは瞬殺だったし、戻りも押し負けてしまったが、援軍が拾ってくれてなんとか2階に潜りこみ成功。意外に臨場感あった。


最後の最後で皆熱演だったが、ソクチュンJの入魂の演技に驚かされた!切なさや絶望、演技に見えない感情がほとばしって凄かった!


だから神父の“미안하다…”も余計に心に響いた。


カテコの最後に乱入してきた他のキャストたち。完全にタイミングを逃した。





卒業おめでとう。ベアが終わって夏も終わり。後は来年の夏を待つのみ。


(とその時は思ったが、夏は終わらず30度越えで毎日汗だく。今日(9/20)からようやく気温が下がっていくらしい。やれやれ。)




7月だったか。マチネ後に退勤をしていたボラムさんを盗み撮り。本来退勤はその回を見ている人限定なので(私はソワレ)、早々に失礼した。


何かのシーンの解説中だったぽい。表情がクルクル変わって可愛いかった。舞台の上ではとても長身に見えるのに、そうでもなくて意外。