サモス その美しい島に関して
① ギリシャの青い海の上にある小さな島
サモス
夕日とうねる波がまぶしく輝く美しい島
オリーブ、イチジク、アーモンド
サモスには甘い実も多い
特に、サモスワインが
サモス島の伝統的な特産物とされるほど
ワインの名産地として有名だ
② サモスはアテネから一番遠く離れた島
トルコからは一番近いギリシャの島でもある
今は美しい海が有名な
リゾート地に変わったが
紀元前6世紀には地中海で最も発達した地域で
海上交通の中心地だったという小さな島だが
アテネに劣らない
高度な文明を成し遂げたとも言われる
私たちにお馴染みの数学者ピタゴラス
イソップ寓話のイソップも
その頃サモス島に住んでいた
③ サモス島には特別な秘密がある
サモスはとても美しいから
ギリシャの全ての神々が休んでいく島なのだ
ギリシャ神話のヘラが生まれた場所だから
ヘラ神殿があるし
エーゲ海の澄んだ水と涼しい風
肥沃な地が純粋な人々に
毎晩こっそり話をささやくこともある
④ ティモスとダナエの
大切な話が流れている所
二人の話を大切にささやく
あの美しい島の名前はサモス
ゼータ・イータ・シータ・イオタ
それはなに?
① M4. ゼータ・イータ・シータ・イオタ
話を作ろう
ティモス:これはゼータ、これはイータ
ダナエ:イオタ
ティモス:これはシータ、そしてこれはオタ
ダナエ:イオタだってば
ティモス:シータ…シータ、イオタ、イオタ
うわぁ、思ったより難しいぞ
② ζゼータ、ηイータ、θシータ、ι イオタ
これぞ ギリシャ文字!
③ ギリシャ文字は、初めて「母音」という概念を使ったアルファベット文字体系だ!様々な形で約3000年にわたる長い歴史を持っている
本来フェニキア文字は母音を表記する文字がなかったが、ギリシャ人がフェニキア文字を受け入れながら子音文字の一部を母音表記するのに使ったそうだ
フェニキア文字
ヘブライ文字、ギリシャ文字、ローマ字の祖先といえる紀元前10世紀の文字
④ ギリシャ人はフェニキア文字の子音をギリシャ語の母音を表す文字の、A(alpha), E(epsilon), H(eta), I(iota), O(omicron), Y (upsilon)として使用した
① 古代にはギリシャ文化圏の中でも文字の形が少しずつ違ったし、文字が表す発音もそれぞれ違った
ギリシャ文字は後にラテン文字とキリル文字に影響を与えた
ギリシャ文字をそのまま使う国はギリシャと(南)キプロスしかないけど、世界で最も広く使われているラテン、キリル二文字の母胎がギリシャ文字だったという点で大きな影響力を残したわけだ…
「それで文字の話ばかりするつもり?」
② 「大丈夫よ、ティモス」
「私たちが作った話を必ず書いておかなくてもいいの
心に刻まれた本当に面白い話は絶対消えないから」
③ イソップ物語は口伝説話?!
④ 口伝(口で伝える)
「口から口に伝播すること」
言語芸術の一つで文字化されず
言葉で代々伝承すること
文字が発明される前や
文の恩恵から疎外された階層で行われた伝承法
説話
「一定の構造を持った作り話で、普通口から口に伝わってくる話」
民族の伝統思想と価値観、情緒、文化が込められており、説話をベースに絶えず新しい文学や芸術が作られる
説話は伝説や神話の区別が曖昧だ
① [口伝説話]
人々の口から口に伝わる話
誰が作ったのか分からないけど
誰にでも作れる話
② 韓国にある様々な口伝説話
太陽と月になったオヌイ、ギョンウと織姫、王様の耳はロバの耳、おならっ子の嫁、仙女と木こり、檀君神話、ホクブリじじい、コンジュウネズミ、赤ちゃん長寿ウトゥリ
しかし、口伝説話という特徴のせいで様々なバージョンが存在する!
シンデレラ、ノロの弟、コンジュィ・パッチュィ、かわいそうなオヌイ汗とカムの話
③ これらの話はどこから始まったのか分からない話が多い。
話は誰でも作れるものだから、真心が届くなら、長くいろんな姿で私たちのそばに残るよ。
話す人たちも聞く人たちも
真心と真心を加えて伝えてくれる
その気持ちを集めて、丸く丸く
物語を私たちは借りて、また借りる