〈スモーク〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

1回目観覧はこちら。



12/25

早めに行ったら、ドアの向こうから날개(翼)のリハが聞こえた。キャスト全員が楽しみ過ぎる。


チュニ海もだけど、ボラム紅も楽しみ。〈ムーンストーリー〉のリン役がとても良くて、1度しか見られなかったのが心残りだから。


開始前の案内はクリスマス特別設定で、3人全員が交代で和気あいあいと。ジョンウォン超がアンニョンと呼び掛けても客席からの反応がイマイチだったので、あれれ?という雰囲気で戸惑っている様子に、ボラム紅が「カワイイ飛び出すハート。」次に紅が早口パートを見事にこなしたら今度はチュニ海が「ヌナ、もしっそ。」


そんなホンワカムードは演奏が始まりタイトルが映し出されると一気に消滅!


紅が歌い始めた瞬間、深い響きの声に驚いた。ジヘ紅とキーが違うのか?と思うほど。女!って感じじゃなくて、でも包容力を感じる。


それにしても手足が長くて素敵すぎる。ローヒールなのにあの足の長さよ!


前回のジヘ紅は声が女声ソプラノな雰囲気でハリがあって、後半ほぼ嗚咽しながら歌ってたので、とても必死な紅に聞こえた。いつもこんなに泣くの?と思うほど。(歌声自体は美しかったおねがい)


ボラム紅はもう少し余裕を感じて、だから包容力があって、まだ続けられる気持ちにさせてくれる紅な気がした。


責任放棄して少年のような佇まいの海にチュニ君はぴったり。まず見た目もそうだし「僕、大丈夫だよ!」と言いながら超の手をギュッと握ってる雰囲気とかまで。


紅が “アイの해?” と聞くのは、「ㅓㅣ(オイ)の헤」ではなく「ㅏㅣ(アイ)の해」か?と聞いてるのだと思うけど、どの海も子供という意味の「アイ」だと勘違いする。チュニ海はやたら大人びたポーズを取って大人度をアピールする海だった。しかも全く似合ってなくて笑いが起きる。


いけないのは、役柄を離れて可愛く思えてしまうこちらの精神状態。ジョンウォン超さえ、(演技以前に)本心からかわいく思ってそう。


ホン・スンアンに純粋な人物は似合わないという意見が、初回に見たスンアン海に対する、どこか座りの悪い私の印象を言い当ててくれた気がする。


スンアン海が少年ぽさを出すには、見た目的にも色々大変?だからこそ、それが本来の姿ではない感じがして良いと言われると、それはそうかも…と。



12/30


海が心配して「紅、ケンチャナ?」と言う言葉を、超が嘲笑的におうむ返しにする時、あざ笑うようでありながらすごく傷ついている感じがする。俺にこんな仕打ちをしておいて、その女のことを心配してるのか?と言いたそう。俺がこんなに辛いのに?!


満身創痍のジョンウォン超は生きたいとか死にたいより、とにかくこの苦痛から逃れたい一心のように見える。


ジョンウォン超が「削除しなさい!」と日本語で言うのを受けて海も日本語で繰り返すからハッとした。他の海は日本語は使ってなかったような気がする。確信はない。


前回初めて、鏡の割れる最後の瞬間に超が紅の背に手を回すのに気が付いて、あっ?と思ったら暗転してしまった。単純に나를 끌어안고 살아! (私を抱いて生きなさい!)に対応?とも思ったが、気になる。


今回意識して見ていたら、抱きかかえる感じじゃなくて、はっと紅につかまるような動き。ガラスが割れるのと同時に一体化したようにも見えた。


それにしても、オープニング同様にタイトルが映し出されては煙のように消えて行くのがとてもカッコいい!



12/31


初めての超と海。海はこれでコンプ。

紅はボラムさんだったのか。嬉しい。


ユドン海が、可愛い可愛くないの議論を離れて、純粋の塊。登場する時の表情、他の海もしてた?


傷の手当てを嫌がるのは、ただひたすら染みる薬から逃げたいという単純明快さ。子供だ。そのくせ紅に薬を塗ってもらって嬉しくてたまらない様子とか、この世の心配事とは一切関係ない、ふわふわ平和な雰囲気。4人の中で異彩を放っている。


ギョンス超で驚いたのは、一発目の「くまーん!」を言わなかったこと。ジョンウォン超の場合、渦巻く否定的な声を押さえ込むように大声を発する。その荒々しく苦しげな声が彼の状況を如実に語っている気がして、一気に彼の世界に引き込まれるのが好きだ。



2/2

最後の観覧。


3人とも良かった、と一括りにしたくないくらいそれぞれが突出して良くて、その3つの存在が絡まり合って、


わーんえーん終わるのやだーえーんもっと見るーえーんぎゃーえーん他の捨てるから見せてくれーーえーん


ってくらい良かった。(おもちゃ売り場の床で泣き喚く子供レベル)


この作品て凄い大作‼️と思った。


どちらがデフォなのか懸案だった一発目の「くまん」は、ジェボムさんも言っていた。ただ、ジョンウォン超ほど激しくはない。


ボム海は最初に紅に相対するところから、すがるような雰囲気を感じた。切実に救いを求めている感じ。


さすがジェボムさんなことを思い出したので、追記。どの超もコンコンと咳をする。もちろんジェボムさんもする。ただ違うのはヒューっと吸いにくい息を吸うところから咳が始まることだ。肺炎になったことがあって、確かに息を吸うのもぜいぜい、吐くのも引っかかるみたいな感覚があった。表現の細かさに感心した。

超3人を見た結果、冒頭のシーンの詩の出だしが、ギョンス超とボム超は ”나는 두려움에 떨리고 있다. (私は恐れに震えている)“ で、ジョンウォン超は “남자는 두려움에 떨리고 있다. (男は恐れに震えている)”


どういうこだわりで、何を表現しようとしたのか、誰か私に教えて。


ジウさん紅は普通の、現実世界に生きてる女の人みたいだった。他の紅は色々な感情を象徴する存在といった趣があったけど。これってどうなの?と思いながら見ていたのだが、なんだかとっても良かった。何がどうと説明できないけど良かった。


大きな勘違いの話。ロビーで立っているとジョンウォン超に見つめられている感じで落ち着かない。「僕も見てますけど?」と、スンアン海がアピールしてくる。




(合成部分を探せ!)