マチネに〈燃ゆる暗闇にて〉のマッコンを観て、いい感じに深刻になっていたところに、100%笑いとハピネスに満ち溢れた〈小人たち〉を観覧。
終わった後には「はぴ♪はぴ♪はっぴーエンディ〜ング♪」と鼻歌が出る気分。
幼稚なような、くだらないような、でも最後にはどう生きるか、なんてことも考えさせられる。
是非観てほしい作品だけど、他を押しのけてまで観ろとは言いにくいのが辛いところ。
小人のチャーリー役に、哀愁に満ちたラブストーリーがお似合いの9頭身イケメン、ユ・ヒョンソク(四男)。
キャスティングが発表された瞬間、ファンの間に走った衝撃!「どこ目指してるの?」「帰ってきて!」
登場人物が作品の世界観そのままに開演前の案内コメントをするのが小劇場では定番だが、哀愁の「あ」の字も無いヒョンソク君が、
「みなしゃーん、みに来てくれであでぃがと〜♡」
みたいな挨拶で迎えてくれる。
本編も楽しそうに演じていたのでまあ良かった。
人魚姫のスルギちゃん、白雪姫のサンウンさん、良い味を出している。
ソッコ君の小人も超可愛いので観たかったが、枠が足りなくなり断腸の思いでキャンセル。
1月21日までだったが、制作会社が公開した名場面シリーズがバズって大人気。27日まで延長された。ほとんどすべて満席になっているようだ。
一つだけご紹介。
https://youtube.com/shorts/68Poimfnt1Q?si=5lY3DJtuPImQPZot
しがない小人として人生を終えたくないチャーリーは、魔女の魔法で人間の姿に。期限内に王女とキスをすれば王子様としての人生が待っているが、失敗すると泡となり消えてしまう。人魚姫がただの人間となったのを知らずに、舞踏会に誘おうとしているチャーリー…のシーン。
「見た目より踊りが上手いんだ」
「Let's go! Drop the beat!」
なのに、リズムが!
人魚姫も本気の笑い。
毎回こんなアドリブが満載の作品なのである。