〈ベンハー〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

タイトルを「〈ベンハー〉1回目」にすべきか?と考えているうちに枠が無くなったので、今シーズンは1回きりの〈ベンハー〉。

 

 

9月27日

大学路で17:30までマチネを観て、19:30始まりのLGに余裕で到着。

 

会場に入ると左に発券機。予約番号を入力して発券する。チケットブースが見当たらなくてオタオタしてしまった。

 

右にはフォトゾーン。

 

ソンロク氏は必ず観るようにしている。歌も演技も最高。

ジフン氏は昨年大晦日のエリザベート以来だ。

ユダの母ミリアムは、昨日メンフィスでも母だったよね?

シモニデスは確か初演のクィントス。こっちの方が似合ってそう。

ティトはすごい小劇場で見たことある。動くとキム・ソノ似のイケメン。

 

 

観終わって、うーむ。

 

やはりユダはウンテさんが最高だから、ソンロクさんだと「うーむ」なのか?私のお墨付きのソンロクさんが特記事項なしなのは、彼を活かせなかった作品のせいにしたいところだ。

 

そもそもベンハーって何の話?ユダとかローマとか出てくるけど、結局はユダっていうひとりの人間に起きた諸々の出来事の話?と言う風に、ポイントがはっきりしなくてもやる。

 

私の理解力の問題だろうけど、「さらやへ(生きねばならない)」消失のインパクトを大きく感じる。

 

こちらは差し替えになった新しいナンバー、「さらいっすにか(生きているから)」。

 

このナンバーがキャラクターとストーリーに馴染んで理解できるまでには随分かかりそう。

 

運命に翻弄され、怒りと復讐に燃えたユダが最後には許しに至る物語だ(と思っていた)けど、本来ユダはクイントスを助けるような平和的で穏やかなキャラクターだから、そこから怒りと復讐の要素を減らしたかったのか?とさえ思った。


コロシアムで相手を殺すシーンのイメージ。

初演:痛めつけるものの、とどめを刺すのをためらっているうちに攻撃されて結局殺す。

再演:動けなくなった相手に向き合い、覚悟を決めたように自分からとどめを刺す。

3演:ボルテージの上がり下がりなく、戦いの結果普通に殺す。


初演、再演の記憶が正しいとは断言できないが、再演のユダの選択とその理由ははっきりしていた。3演はたまたまその日の私がそういう印象を受けたのかもしれないに過ぎないけど。

 

クイントスがユダに母と妹は死んだと知らせるのがコロシアムで闘技に出る前でなく彼が死ぬ間際なのは、大切な人を失うユダのショックをまとめて最大化するため?運命に翻弄された挙句、最後の最後に全部まとめて盛り上がるのかも?

 

そんな予想もしてみたけど、理解力に欠ける私には特に山場を感じられなかった。

 

もう一つ残念なのは競技場の馬が舞台の奥の方で回ってるので、どうも迫力が削がれたこと。過去の記憶が美化され過ぎなんだろうか?

 

これがウンテさんのハイトーン、ミンソンさん(ギョンスさんでも可)のダイナマイトボイスだったら、細かいことは抜きにして、しおなだ〜!となるのかもしれない。

 

ジフン氏も悪くはなかったし拍手喝采だったけど、私個人のメッセライメージとはズレるので。(My 永遠のブロンスキー in アンナカレーニナ)

 

そんな中でもジョンファさんのエスターはすんばらしかった

 

そもそも男くさい話だから、もはや私の趣向に合わないってだけの事かもしれない。

 

 

LGはトイレがとても広くて、入り口の掲示板でどこが空いているか一目瞭然。中に入っても列ごとに空き室の数が表示されているのでとても便利。