熱いリズムと音楽が生きている場所、
メンフィスの世界に広がっていく魂の音楽、
ロックンロール!
差別と葛藤が蔓延していた1950年代、アメリカ南部のテネシー州メンフィス。「黒人音楽」と見なされたロックンロールに心酔していた白人青年ヒューイはある日、黒人区域であるビルストリートにあるアンダーグラウンドクラブを訪問する。そこでクラブのオーナーであるデレイの妹、フェリシャの歌を聞いて、彼女と彼らの歌を広く知らせると決心する。その後、ヒューイは放送局のDJとして志願し始めるが、いずれも断られる。そんな中、白人専用ラジオ局であるWHDZを訪問したヒューイは、DJがしばらく離れた間にブースに潜入し、ロックンロールを放送してしまう。大事故だったが、音楽に魅了された10代の電話が放送局に殺到し、WHDZ社長のシモンズはヒューイに2週間のトライアウト期間を与えるが…
ラジオDJになったヒューイ!もっと大きなステージで歌いたいフェリシャ!二人の愛と音楽はどうなるのか?
(以上インターパークより)
こちらはネタバレを含むあらすじ。
(ナムウィキより)
1950年代のアメリカ、メンフィスに住む白人男性「ヒューイ」は黒人音楽をとても愛する青年だ。彼は「デレース」という黒人ロックンロールクラブを運営する「デレイ」の妹「フェリシア」と出合う。フェリシアの音楽的才能を知ったヒューイは、彼女の音楽をラジオで流してあげると約束する。
ヒューイはミスター・シモンズが運営する白人ラジオ局にDJとして志願した後、ラジオで黒人音楽を流してしまう。このため、彼は解雇される危機に瀕するが、放送が爆発的な人気を集めてDJの座を守ることになる。ヒューイは約束通りフェリシアがラジオ放送で歌えるように機会を設け、フェリシアの歌はすぐにセンセーションを起こす。
ヒューイとフェリシアは徐々に恋人関係に発展するが、メンフィスに蔓延する偏見を理由に秘密恋愛をする。しかしある日、白人男性のギャングに二人がキスする姿が見つかってしまい、彼らはヒューイを拘束したままフェリシアを野球バットで暴行する。結局、フェリシアは救急車に運ばれることになる。
時間が経って、ヒューイはロックンロールのテレビ番組を進行するようになり、フェリシアもメンフィスでだんだん有名人になっている。フェリシアはニューヨークに移住したら秘密恋愛をする必要がないとヒューイを説得するが、ヒューイはメンフィスで十分幸せだと言って断る。
その時、ニューヨークのあるエージェンシーからヒューイとフェリシアに誘いがかかる。ヒューイは少し心を動かされるが、ニューヨークでテレビ番組を進行する条件は黒人のバックダンサーの代わりにニューヨークのダンサーを使うことだった。気分を害したヒューイはニューヨーク進出を拒否するが、フェリシアは自分の夢を叶えるために一人でもニューヨークに行くと言う。ヒューイはフェリシアを捕まえようと放送中に彼女にキスをし、そのために放送局から解雇されてニューヨーク進出の機会を完全に失ってしまう。
結局、二人はそれぞれの道を行くことにして、フェリシアはニューヨークに去り、ヒューイはメンフィスに残る。ヒューイはあまり有名ではないラジオ局でDJとして活動するようになり、フェリシアはニューヨークで歌手として大成して他の男と婚約する。4年後、フェリシアのツアー公演がメンフィスを訪れ、フェリシアとヒューイは最後に一度合同公演を披露する。