6月4日 ソワレ
1人劇。
うん。熱演だ。ドラムもすごい。通路で演じる時、私の席から距離1mだった。汗が半端ない!
最初のあのシーンがここにつながるのか…と最後に分かる仕組み。
1人の少年がこんな経緯でこうなったと説明されるけど、だからどう…ってのは別になくて。演技の熱量やドラム演奏の凄さには感嘆するのだが、ストーリーラインとしては淡々と時間が進んでいく感じ。(自分で考えろってことだろか?)
両親の状況や友人たちの態度からわかる殺伐とした環境。リズムを取り続けるアドリアン。いたたまれない。
〈インタビュー〉の
「(ウッディは)インディアンごっこをしていれば幸せな子なんだから、放っておいて」というアンの言葉を思い出した。
余裕のある環境だったら、幸福にリズムに浸って、応援を受けて、思い切り才能を伸ばして、ドラマーとして活躍してたんだろうに。
自分が疲れていて彼の物語を受け止めきれなかったのか、ビートが彼の救いではなく、逆にそのせいで物理的/精神的に出口の無い所に閉じ込められたように感じてしまった。睡眠不足に精神的ダメージ受け気味で、残るのは閉塞感…。
ビートへの執着が彼を不幸に導いたような感覚を持ったが、実は、主人公は自閉症という事実を忘れていた。
誰も、何も、彼からビートを奪うことはできない…。
もし彼にビートが無ければ…と考えると、やはりそれも不幸な気もするし…。
ダブルキャストのナムさんも見る予定!コンディションを整えて、劇場に向かえば何かが違って見えるかもしれない!
と思った矢先、同じ日のジョンウォン君〈ザ・テイル〉キャンセルを発見し、ナムさんは振られてしまった‼️
ジョンウォン君強し。
ソワレを終えて外に出たら夜の8時ごろ。大学路の空は明るいし夕焼けの赤みがまだ残ってた。