2月21 日
開演30分前。人がいなさすぎて不安。
別にどうって事ない、見ても害はないって感じで始まって、後半気付いたら何かが胸に深く沁み込んできた。最初の予想に反してとても満足できる観劇だった。
劇場は地下。トイレに寄ってから一つしか無いエレベーターに乗ったら、出演の3人が先に乗っていてびっくり。5,6人の観客たちと一緒に乗り込んだ。
みんな気を遣って知らんぷりしてたのでキョロキョロできず、目の前のドアに映った姿でフィジョン君を探す。一番奥の壁際、後ろ向きの青年がそれっぽい。隣の背の低い女の子が話しかけているところを見ると、彼女がアルム役の女優さんかも。最初に目に入ったスンヨンさんは私のすぐ横に立っている。
スンヨンさんは〈スワッグエイジ〉で先王やMCを演じた俳優さんだ。そう言えばフィジョン君はダン役だった。
ドアが開いたので一番後から乗った私が降りたが、見慣れない景色に一瞬オタオタする。スンヨンさんが「ここじゃないよ」と教えてくれた。はちゃめちゃな舞台の姿と違って落ち着いた紳士っぽい。意外だ。
階が違うとわかりエレベーターに戻る時、降りてくるフィジョン君とすれ違った。下を向いて影を纏っている。よっぽど恥ずかしがり?人見知り?そんなのも嫌いじゃない。
外に出たらスンヨンさんが知り合いと談笑してて、良い声の人だと思ったら〈マリーアントワネット〉のルイ16世だった。
2月26日