

太陽神アポロンの息子であるパエトンは、友人達からアポロンの息子であることを強く疑われたため、自分が太陽神の息子であることを証明しようと東の果ての宮殿に赴き、父に願って太陽の戦車を借りた。
しかし気の荒い馬を制御できず、太陽の戦車はたちまち暴走し、地上のあちこちに大火災を発生させた。このときリビアは干上がって砂漠となり、エチオペア人の肌は焼かれて黒くなった。世界の川はことごとく干上がり、大海もむき出しとなり、ポセイドンの眷属であるイルカやアザラシは屍を晒した。
地を火の海とされた豊穣の女神デメテルは最高神ゼウスに助けを求めた。ゼウスは暴走する太陽を止めるためやむなく雷霆を投じてパエトンを撃ち殺した。
親友の白鳥シグナスは、何度も川に潜ってパエトンを探したが、ついにそのなきがらを見つけることはできなかった。シグナスはパエトンのことを思いながら、今も天の川の上を飛び続けている。
オルフェウスとエウリディケ
竪琴の名手オルフェウスは美しいエウリディケと結婚するが、彼女は毒蛇に噛まれて死んでしまう。
オルフェウスは、黄泉の国の支配者ハデスのもとへ行き、エウリディケを連れて行きたい、と願い出る。オルフェウスの歌声に感動したハデスは、二人が地上に戻るのを許す。しかし、前を行くオルフェウスが後ろのエウリディケを振り向いてはならないと条件を付ける。
不安に駆られ地上に出る前に振り向いてしまうオルフェウス。エウリディケは永遠に黄泉の国にとどまることになる。
諸説あるだろうが、出典はWikiなどから。
銀河鉄道に乗り込んだカンパネルラとジョバンニによって劇中劇のように演じられる神話の物語。
ジョバンニの状況にどうリンクしているか、物語のメッセージと重なる部分はどこかという観点で見ると面白いかも。
最初の配信で観たのは
キム・リヒョン/ユン・スンウの2人。
リヒョン・ジョバンニは劇場で見た時、1番可愛いかなと思ったが、恐怖感を表に出しているのと同時に、何かに対する怒りも抱えているジョバンニだった。
自分の状況に対する怒り?
スンウ・カンパネルラは劇場で見た時、端正さが仇になって情の深さがイマイチかと思ったが、アップで見るせいなのか、表情、特に瞳に愛が溢れていた。思った以上に良くて、1~2度見ただけで簡単に評価を下してはイカンと、改めて感じた。
2回目の配信は
チョン・ジウ/パク・チャホン
配信2日前に課金しようとしたら、既に販売期間終了で打ちのめされたペア。そんな事ってあり?
本公演80%からアンコール公演130%に評価アップしたジウ君。
もさもさしたジョバンニのはずなのに、なんだかキラキラ感があるのが最初に気になった点。
だがそれは、こちらの理解不足だった。現実を生きるジョバンニの目は空虚なのだが、幻想の世界を心の目で見始めると、表情が生き生きとして全身からキラキラが溢れ出す。
なのでキラキラ感は正しかった。
ジョバンニ、やっぱり可愛い。屈託のない笑顔を見てほしい。
リヒョン君とは違って、怒りや不幸感はさほど強調されておらず、諦めながら大人しく生きている雰囲気。
だからこそ、物語が進むにつれ、目を背けてきた心の奥底の傷がさらけ出される時の感情が、より魅力的に映る。
なんと言っても、ザネリとの演じ分けは1番。以前のインタビューで、幅広い演技スペクトラムを誇る俳優と紹介されていたのが納得だ。
先の2人に比べると、グッと年齢が上がるサンユン・カンパネルラ。ビジュアル的に他のカンパネルラとの組み合わせなら良かったのに、などと思ってしまうが、物語的に彼ならではの味わいを楽しめる。
ジョンウォン君は何と言ってもその声が好きだ。サンユン・カンパネルラとの声の調和が美しくて、それもこの回の魅力ポイント。
という事で、いつものココへ行ってみてください。