マ:どうぞ。
ガ:何だ?
マ:お父さんが良く知っている人です。
ケ:親愛なるガリレオ・ガリレイ先生。
私はドイツで数学と天文学を研究しているヨハネス・ケプラーといいます。
失礼でなければ先生に評価をお願いしたく、私の研究を記録した「宇宙の神秘」を同封します。
これまで私たちが知っていた宇宙の姿を考えてみてください。他の星々が地球の周りを回ると言いますが、あまりにも不規則です。
ガ:間違ってる。それは君の想像に過ぎない。
ケ:ですから、新しくもう一度始めてみようと思います。
ガ:何だと?
ありえないことでも
ありえない夢でも
広がる余白に想像を描けば
止まっていた暗闇も
1つ2つと生き返る
ケ:間違っていたと考えたら
別の可能性が浮かんでくるんです。
それで新しく立てた仮説は
「星々は太陽を中心に楕円形に回っている」
ガ:なんだと?気は確かか?
ケ:それから、望遠鏡も新しく作りました。名付けて「ケプラー望遠鏡」。はるかに遠くまで見えるんです。どうですか?
マ:宇宙は相変わらず未知の領域であり、我々が新たに知るべきこと、新たに見るべきことは、まだ残っている。
数えるほどだったおうし座とオリオン座
数多くの星が 周囲に群れている
マ:世界各地からお父さんに手紙が届いています。
「ガリレオ・ガリレイ、人々はあなたの本を読むべきです。」
ケ:「誰もあなたを信じなくても」
マ:「私はあなたを信じます。」
ケ:「いつの日か人々は知るでしょう。」
マ:「あなたが語ったのは真実であることを。」
月はメガネのように なめらかではない
(凸凹だ)
4つの星が 巨大な木星の周囲を回る
(周囲を回る)
長い長い距離を越えて
星の物語を伝え
長い長い時間を耐えて
星の便りを受け取っている
1人ではわからなかった
想像もできなかったことが
星の便りを 受け取っている
1人では分からなかった
想像もできなかったことが